豆を使わない「代替コーヒー」

ナツメヤシの種を化学反応させた環境貢献コーヒー

大豆などで作られる代替肉食品が市民権を得つつあるが、コーヒーも代替品でサーブされるらしい。シアトルに拠点を構えるスタートアップ、アトモ社は、コーヒー豆から作らないコーヒーを販売する。エナジーバーなどに使われるナツメヤシに注目。製造過程で廃棄される種に含まれる物質を化学反応させて、コーヒー豆同様の成分を生み出すことに成功した。香りが豊かで酸味や苦味が少なく、スタバのコーヒーと飲み比べても優位だとの覆面調査もあるという。さらに、アトモコーヒーは普通のコーヒーに比べて、生産時の温室効果ガスを93%減らせるとのこと。いまや嗜好品もSDGsからは逃れられないということか。

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