いつでもどこでも何でも「ポチッ」と買えるネットショッピングの利便性。でも、やっぱりアウトレットや街ぶらのほうがリアルで楽しいわ、と言う貴方、近頃のEC世界は、ライブとかショートとかメタとか、なんだかずいぶん楽しそうですよ!
■ネット通販での顧客体験の向上
言うまでもなく、ショッパーテイメントとはショッピングとエンターテイメントを掛け合わせた造語。ECの顧客体験にエンターテイメント要素を取り入れながら、顧客と双方向の結び付きを高める試みだ。これまでのECでは、利便性の追求や“失敗しない”買い物の担保などに注力してきたが、今後は、リアル店舗で体験するようなエンターテイメント性、さらにリアルを超えるような未知の体験の提供が求められる。
■「ライブ」や「ショート動画」でリアル感
代表的な取り組みがライブストリーミングとインフルエンサーマーケティングを融合させた「ライブコマース」だ。中国タオバオが展開するライブコマースサービス「タオバオライブ」や、「Amazon Live」が成功を収めている。
「ショート動画」では、TikTokの商品をお勧めするハッシュタグ「#TikTokMadeMeBuyIt」が代表的なもので、すでに50億回以上の再生回数を記録している。
■これまでにない未知の顧客体験
現在、もっとも有力なショッパーテイメント手法は、メタバース内でのバーチャルショッピングモールだろう。自他のアバターがバーチャル店舗を自由に移動でき、3DCG化した商品をさまざまな角度から確認することも可能。空間内の店舗スタッフや友人と音声会話やテキストチャットでコミュニケーションを取ることもできる。リアルショッピング同様の、あるいはそれを超える新たな顧客体験の提供が可能になりつつある。
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