本と触れ合うことはアプリオリな欲求だ
カフェと書店の融合業態だけでなく、本を楽しめる図書室のようなスペースを設ける動きが街中にも拡大しつつある。これまでも大きな旅館や総合病院、大規模マンションのコミュニティスペースなどへの設置は見られたが最近では、オフィス内の社員食堂の一角や戸建ての分譲住宅街の中、歯科クリニックなど小規模医療機関などにも、図書スペースを設ける事例が出てきた。図書館統計によると、この30年間、デジタル化の急速な進展にもかかわらず、公共図書館数も蔵書数も利用者数も右肩上がりとなっている。実際の“本に触れる”という欲求はいささかも衰えていない。
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