「災害時に牛丼」のシアワセ

非常食としての吉野家牛丼の缶詰

味気ない乾パンやアルファ米ではなく、災害時にあっても、おいしい非常食やレシピが求められる時代。このほど、吉野家は牛丼を缶に詰め込んだ非常用保存食「缶飯」を発売した。牛丼、豚丼、牛焼肉丼、豚生姜焼丼、焼塩さば丼、焼鶏丼の6種で、一缶810円(税込)と高額。牛丼の具は店舗の材料と同じだが、ご飯は秋田県産の「金のいぶき」の玄米が使われており、ビタミンEや食物繊維が豊富だという。もともと吉野家は、過去の震災でも炊き出しのキッチンカーを被災地に派遣している実績がある。何かと自然災害の多発する現在、自社商品を軸とした社会貢献策を考えていく必要があるだろう。

M-SearchLight

編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。