2024.05.30 23:27「刈り上げさん」が激増中女性に浸透するショートヘア志向最近の女性の髪形で、ベリーショートやツーブロックが増えているという。このような「メンズライクカット」が大きなトレンドの一つになりつつある。2023年のホットペッパービューティーアワードの「ベストスタイル」(女性)では、1位から15位までの髪形のうち、8割がショート系だった。さらに、長野県上田市には「ショートカット専門」の美容室も登場。利用者の90%がショートカット客で、店側でも、乾かす時間やカラーリング時間が短く、回転率向上や従業員の負担軽減、コスト削減などのメリットがあるという。ジェンダーフリーの流れに加え、、洗髪しやすく、動きやすいショート志向が今後も支持を拡げそうだ。
2023.12.06 00:10「クワイエット・ラグジュアリー」主張感を抑えた、品のある落ち着きの装い秋冬のファッショントレンドは、「クワイエット・ラグジュアリー」だという。派手で目立つデザインを避け、抑えた色や柄で素材の上質さを引き立てる、気品ある装いの傾向だ。ブランドロゴやモチーフは押し出さず、控えめで穏やかなのだが、クラス感はしっかり醸し出すところに特徴がある。たとえば、同系色でまとめながら少しだけ色をずらす、ブラック主体の装いに光り物やレザーアイテムを取り入れる、カジュアル寄りの装いでも異素材それぞれの質感を引き立て合うマッチング、などなど。コロナ禍の終焉とともに、落ち着きと大人感を取り戻そうとする気分の表出なのかもしれない。
2022.04.26 23:11「B印 MARKET」スタッフの共感力で売る個人商店サイトBEAMSが開設した新たなオンラインショップ「B印 MARKET」が話題だ。一言でいえばブランドサイト内の「個人商店」。バイヤー経歴があるスタッフや目利き力のあるスタッフ、特別ゲストが個人商店のオーナー(店主)となって商品を紹介していく。BEAMS商品だけではなく、自分で見つけてきたモノも取り扱う“パーソナルなセレクトショップ”ともいえる。並ぶ商品もアパレルからコスメ、雑貨、日用品、家電など個々でバラバラ、ページのデザインや商品説明内容にも共通点はない。徹底したプライベート&主観的な店づくりを通じ、ライフスタイルブランドとしての価値を際立たせている。
2021.07.30 03:27広告ロゴでプロユース体験ユニホームに広告ロゴ入れれば価格割引東京五輪が盛り上がっているが、アマスポーツ愛好者を広告ロゴで支援する試みが成長している。オーダーするユニホームにスポンサーロゴを入れることで、最大半額で購入できるECサービス「Outfitter(アウトフィッター)」は、事業開始から1年弱で約5000枚を販売した。購入者は、ナイキやアディダスなどの有名ブランドのユニホームからデザインや色を選び、胸元、袖、パンツなどにスポンサーロゴを配置。胸元だと3割引き、袖だと1割引きなどと設定されている。アマスポーツチームを金銭的に支援するとともに、ロゴ入りユニホームによってプロ選手のような高揚感が得られる効果もあるという。
2019.01.30 00:40「中古ユニクロ」という新カテゴリファストファッションの手軽さがセコハン市場を席捲フリマアプリ「メルカリ」でもっとも買われているブランド1位は「ユニクロ」だそうだ。このように、中古市場で普段着の取引が活発になっている。従来は高級ブランド品が中古流通の主役だったが、スマホアプリの登場で、手軽に売り買いできる環境を背景に、普段着の出品が急増しており、売買価格も上昇しているという。流行に左右されず、いつでも着られる手軽さも人気の理由とか。いわゆる古着店でも、これまでのメイン顧客の20~30代に加え、中高年客も増えている。ファストファッションは、中古市場を巻き込んだ「ファストセコハン」市場を形成していくことになる。
2018.11.28 00:47プロのスキルをお手軽に ‘’専門カジュアル“の沸騰専門家のスキルやノウハウを手軽に手に入れ、ちゃっかり楽しもうという動きが拡大している。学識者の知見やプロ仕様の高機能を、一般生活者サイズにリバイスして提供する、いわば“知・技の再配分”ということ。■先端の知を編集する「新書」 長引く出版不況の中で、ひとり気を吐いているのが「新書」だ。推定発行金額は2016年で約190億円をキープし、400万部超のメガヒットもある。「新書」を名前に含むレーベルは約80にのぼり、60年間休止状態だった「河出新書」も2018年末に再始動する。新書は、社会科学や自然科学についての現代的な話題を扱っており、学識者や専門家の知見をわかりやすくまとめてある。手ごろな価格とページ数で手に取りやすい上、出版社にとっても低コストで制作でき...
2018.08.31 01:38Ninjaも嬉しい「カメレオンウエア」電流と温度変化でカラー・コントロール毎年の流行色や季節性を気にかけてファッションセスを磨く必要はもうなくなるのかもしれない。このほど米国研究チームが、電気制御で色を変えられる繊維「ChroMorphous」を開発。温度変化で色が変わる色素で染めた繊維に編み込んだ細い金属ワイヤーに電気を流して温度を制御する。電流によってワイヤーの温度を上げ、色素の色を変化させる仕組みだ。この技術によって、その時の気分に合わせ色や模様を変えられる服やカバンが実現するということだ。もちろん、気温によっても色も変わるし、色素の作り方である程度コントロールできるという。SFの世界がまた一つ、現実のツールとなった。
2018.08.31 01:34「テーマ試着室」試着段階でのインスタ映えもPR術姿見と小さな棚があるくらいの無味乾燥な空間というイメージだった試着室が大変身。アパレルブランド「SPINNS」京都本店に出現した試着室はある意味テーマパークだ。6つの試着室には、「ファンシー」「トイ」「アンティーク」「モノトーン」「ロック」「西海岸」のテーマが設けられている。自分の服や趣向に合った試着室で、新しい服を試してみる。服だけでなく試着室の背景までを含めたSNSの投稿も楽しめる。実際、オープン時の期間限定で、インスタとツイッターでの「いいね!」数に応じた割引キャンペーンも実施された。リアル店舗の通販対抗策としても興味深い。
2018.06.30 08:29ドレスコードは自由奔放 ‘’おきて破り“のファッション活況インナーのアウター化に始まったファッションの“おきて破り”は、水着の街着化やウエディングドレスのパンツ化にも及んできた。TPOに応じたそれなりのドレスコードはもはや無意味。個性的に着こなす卓越したセンスこそが問われる時代だ。■水着のままでもカフェに入れます 水着と街着の際くずれがさらに進行している。「リゾートウエア」のような水着が今夏の流行となりそうだ。水着の上から羽織る薄手のガウンや、一見街着のように見えるデザインなど、泳いだ後に水着のままカフェなどで過ごしても違和感を与えないのが特徴だ。また、ビキニの上の部分がキャミソールになっている「キャミキニ」の人気も上昇中。ビキニの上にはおる薄手のニットやガウンも注目を集めている。■結婚式も卒業式も様変わり中...
2018.02.28 01:17イケメンに勝てる?「盛りパン」男だってカッコよく盛りたい“のだそもそも女性のインナーは、“盛り”前提で作られているわけで、その考え方が男性インナーに及んでも不思議ではない。イーエス・コレクションのボクサーパンツは、股間が立体的に見える立体裁断&パッド入り。さらに、臀部も同様の作りでヒップアップ効果も演出する。通気性など機能性の追求から、見た目の変化をもたらすモデルであることが新しい。最近は、細身のデニムなどの流行で、身体のシルエットが出やすいことも影響、手軽に“盛る”ことができるインナーとして売り上げを伸ばしているという。年齢を問わず根強い男性のモテ願望消費に一世を投じるインパクト商品だ。
2017.10.31 02:10「白T専門店」の存在価値編集力で勝負するリアル店舗服や下着はネットで買うスタイルが当たり前になったEC全盛のアパレル業界だが、リアル店舗も健闘。白T専門店「#FFFFFFT(シロティ)」(原宿)が、男女・年齢・国籍を超え行列店となっている。扱っているのは「白い、無地の、半そでTシャツ」のみ。国内外のさまざまななアパレル企業が白Tを出しており、その中から選び抜かれた30種ほどが店頭に並ぶ。高額な価格だが複数枚を購入する客も多いという。極めてシンプルな白Tゆえに、ネット画像だけではわからないサイズ感や実際の着心地を確認できるのがリアル店舗の強みだ。多品種を並べるだけでない、売る側の編集力が試されている。
2017.09.30 02:23仲良し「リンクコーデ」カップルだけでなく、親子や友人とのペアルック復活80年代に若者の間で流行したペアルックが復活。最近は、若いカップルだけでなく、シニア夫婦や親子、友人同士にも拡大、さすがにペアルックでは気恥ずかしいのか、「リンクコーデ」と称されている。昔のようにペアルックでお出かけしている熟年夫婦をよく見かけるし、古着などで決めているのは格好良い。また、直近に開催された国内最大の子供服展示会、も、約2割の出展者が「親子ファッション」を提案。さらに、女性同士でおそろいを着る「双子コーデ」も定着してきたようだ。友だち夫婦や友だち親子意識、ファストファッションの普及などが追い風となり、この動きは拡大しそうだ。