物体を運び入れるだけのパフォーマンス
先進的アートの試みには常人には理解しがたいものも多いが、「搬入プロジェクトもその一つ。前衛的な演劇ユニット「悪魔のしるし」が考案した、建物内にギリギリ入るほどの大きさ・形状に設計された物体を人力で搬入する演劇パフォーマンスだ。設計・制作・実施の安全安心確実性は綿密に検証され、誰でも挑戦できるようにオープン化されているのが特徴。「搬入」するだけのパフォーマンスだが、参加者も見ている人もなぜか熱中するという。観衆が手伝わないと成功しない場面もある参加性もカギ。そもそも、「運搬」という行動には人をワクワクさせる奥深い魅力があるのかもしれない。
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