「ウエルビーイング・オフィス」

仕事に集中する空間から、「第二の家」へ

品川に本社移転したLIXILのオフィスは、旧オフィスから延床面積を約10分の1に縮小した。同社には約6500人の従業員が在籍しているが、リモートワークが主流となったため(同社の出社率は約8%)、執務席も約500席まで削減した。オフィスを、仕事に集中・専念する場ではなく、従業者間の「コラボレーションを促進する空間」「第二の家」と再定義したという。執務エリアには、集中席やWeb会議ができる個室ブース、アイデア開発を目的としたファミレス席などを配置。「ウェルビーイング経営」が喧伝される中、実際のオフィス空間において具現化した意義は大きい。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。