ため口をききあうことでの友達体験
“新しい顧客体験”の提供が喧伝されるご時勢だが、突き抜けたコンセプトの飲食店が現れた。「友達がやってるカフェ/バー」(原宿)は、店員が友達として接客する店。利用客は、「やあ、来てくれたんだ!」など初対面の店員から友達のようにため口で話しかけられる。店名の通り、友達のバイト先に遊びに行っているような感覚を楽しめるというわけだ。また、「いつも飲んでるやつ」と頼むと、「あ、〇〇ね」と勝手にメニューを決められるのもまた楽しいとか。この体験のキモは、客自身も友達として「久しぶり!」とため口で答える(演技する)ことにある。店舗と顧客の目線が同じ高さになる新しい顧客体験だ。
0コメント