トイレ広告の浸透

ほっと落ち着く個室に追いかけ広告

タクシー車内やエレベーター内のサイネージ広告が拡大している中、究極のプライベート空間・トイレにも広告は進出している。トイレ広告事業はここ3年で急速に立ち上がり、主な会社の合計で1万6000個室を超えたという。トイレ広告のメリットは、顧客の性別が確実にわかる、設置する店やオフィスビルで利用者の年収レベルもわかるといった点だ。具体的には、洗面スペースや個室内でのサイネージ、トイレットぺーパーへの広告刷り込み、化粧室ミラーへのシール広告など多彩だ。情報量がミニマムであることで落ち着く空間に、広告がどこまで浸透するかに注目したい。

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