2024.10.31 23:14「疑似ハグロボット」遠距離恋愛の非言語コミュニケーションを支援金沢工業大学の研究室が、遠距離恋愛支援システムとなる「人型の抱き枕ロボット」を開発。これはペアで用意され、片方を抱きしめるとロボットに内蔵された圧力センサーが感知、もう一方のロボットにデータが送られ抱きしめ返すという仕組み。それ以外にも、スマホアプリを加えることで、パートナーの心拍や体温も再現することが可能という。とかく遠距離恋愛では、コミュニケーションの頻度が低下しかつ文字中心のやりとりになりがちで、お互いの不安感も増す。その解消には、動きや温度などを体感する非言語コミュニケーションが有効だとする。疑似体験の共有は、他の人間関係にも有効?
2024.06.30 06:44「第二六本木ヒルズ」港区で拡大定着するヒルズ経済圏森ビルが手掛ける新たな大規模再開発「六本木五丁目プロジェクト」(通称「第二六本木ヒルズ」)が2025年着工となる。再開発エリアは、六本木駅前の六本木五丁目、六丁目周辺で、区域面積は約10.1haと超巨大だ。竣工は2030年度を目指している。主な施設は、約327m(地上地上66階建て、地下8階)の高層ビルやタワーマンション、オフィス、ホテル、店舗、劇場、寺院、学校など多彩だ。港区内では、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、アークヒルズ、麻布台ヒルズが開業しており、第二六本木ヒルズの完成で、“ヒルズ経済圏”はさらに勢いを増す。
2024.04.29 00:34細胞入りのアクセサリー大切な人の細胞を身に付けるこれまでも遺灰をジュエリーにする、推し活のライブ会場の空気を集めた缶を大切にする、といった動きはあったが、「PxCell Wear」は飛び抜けている。これは、大切な人の細胞を封入したバイオテクノロジーのアクセサリーで、婚姻の証や形見、ファングッズなど多様な用途で活用できる。また、治療に活用できる細胞をお守りとして身に付けることもできる。他者との精神的なつながりを体現できるアイテムというわけだ。その真贋や安全性はブロックチェーンで発行される証明書で担保されるという。開発会社は、ヒトの細胞を商品化する世界の実現を目指すプロジェクトの一環と位置付けている。
2024.03.31 00:39「転職ファストパス」内定蹴っても3年以内なら優先採用若い人材の流動化を逆手に取った優先入場券(ファストパス)的な仕組みが拡がっている。 たとえば、A社の内定を蹴って別のB社に就職する場合、以前なら面倒なシーンだが、最近では「プライオリティ・パス」がもらえるケースもあるらしい。これは、新卒の際、別の企業を選んでも3年以内に転職を考えたり離職した場合は、A社の中途採用試験を中途省略、最終面接のみで採用されるというもの。企業としては、一度は降られたものの、新人研修を別の企業でやってもらい、社会人としての経験も味わったところで戻ってきてくれると考えたら、育成コスパはむしろ良いのかもしれない。
2024.02.29 00:51オフィス“パートナー”という発想木を取り入れた居心地よいオフィス家具内田洋行は、デザイン会社や木製家具大手と共同開発したオフィス家具「ELMAR(エルマー)」を発売した。この新ブランドは、木の質感や手触りによって、豊かで心地よい空間づくりをサポートするほか、執務室以外のラウンジやカフェなどにも対応できるという。開発者は、これまで“器具的”な扱いであったオフィスチェアを“共に長い時間を過ごす”パートナー“、“家具”と位置づけ、各素材の特性を生かし、身体の預け方に応じて、素材がねじれ、たわみながら快適に受けとめるしなやかなチェアを実現したという。働き方改革と歩調を合わせたオフィス環境改革だ。
2024.01.31 00:16料理人が育つ保育園0歳児から実践的な料理づくりで食育鹿児島県霧島市の企業主導型保育園「ひより保育園」の大胆な食育の取り組みが話題だ。同園では、食育活動の一環として、園児自らで献立を決めて調理する試みを続けている。0歳児の頃から料理や給食の下ごしらえをさせ、5~6歳になると季節の手仕事や食材の旬など知識を増やすとともに、友だちと役割分担や工程を相談し合って料理を完成させるという。レストランイベントでは、メニュー考案から価格設定、調理、配膳、接客までを自分たちでこなし、稼いだお金を遠足費用の足しにした。食育絵本や芋掘りも結構だが、もっとチエやカラダを駆使する実践的食育の可能性を示している。
2023.12.06 00:22社会課題を解決する進化 “ 社会派コンバージョン “の.芽生えSDGs・17の目標でもあるが、直面するさまざまな社会課題に対して、具体的な解決に向けた取り組みが次々と具体化している。行政はもちろんだが、企業の“社会性”価値が問われる、“三方よし(企業・消費者・社会)”の時代だ。■空きスペースをコンバージョン 古い建築物や遊休スペースを再生する手法として「コンバージョン」が注目されつつある。大規模改修するリノベーションの一種で、「建物用途の変更」を意味する。古民家や商店街の空き店舗をホテルに、廃校や工場をオフィスに、といった具合だ。最近では、コンバージョンの発想で、社会課題の解決に貢献する方向で空きスペースの有効活用を図ろうとする企業が登場してきている。■ローカル駅舎でビジネスマッチング JR東日本は、地方のローカ...
2023.09.26 01:15「10人に1人」が80代超女性の3人に1人が65歳以上に総務省の人口推計によると、総人口は1億2442万人(前年から54万人減)。65歳以上の高齢者は3623万人で人口比は29.1%(同0.1ポイント増)。うち80歳以上は1259万人(同27万人増)で、総人口比は10.1%と初めて1割を超えた。また、65歳以上では、男性が1572万人(男性人口比26.0%)、女性は2051万人(女性人口比32.1%)となった。団塊ジュニア層が65歳以上となる2040年には、高齢者が3928万人(総人口比34.8%)に上るとの推計もある。確実に世界最速で超高齢社会を迎える日本だが、対応できるウェルビーイング環境は整っていくだろうか。
2023.08.31 00:06ストレスレスなシャーペン自動で審が出て、いつも尖ったままの書き心地三菱鉛筆の「KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)」は、キャップを外せばすぐに字が書け、ノック不要で芯が出るという優れもので、完売続出の秘かな人気文具となっている。“「書く」にのめり込む”をテーマに開発。書き心地に合わせ芯の自動繰り出し量を5段階で調節できる。さらに、自動芯回転機構「クルトガエンジン」を搭載し、書くたびに芯が少しずつ回転することで、芯先がいつもとがった状態をキープしてくれる。デジタル全盛の時代に、シャーペンというアナログ筆記具の機能性を高めることで、“書く”ことの楽しさを思い起こさせてくれるアイテムだ。
2023.06.27 23:54選び直せるギフトわたし、贈り物に失敗しないんです!拡大する“失敗したくない”志向が消費の枷となっているとしたら、もうその杞憂は必要ない。オンラインギフトサービス「GIFTFUL」は、受け取り手がギフトの選び直しができる。そのまま受け取るか、同価格以下のギフト候補から本当にもらって嬉しいアイテムを選び直せる。「もう持っていた」「欲しいものじゃなかった」といったギフト選びのミスマッチを防止するとともに、受け取った人がどのような商品に選び直したかも確認できる機能もある。さらに、受取手続きがされない限り、支払いは発生しない。相手との関係の行く末は別として、金銭的負担はなく、確かに失敗を恐れなくてよいサービスだ。
2023.06.27 23:47トイレ広告の浸透ほっと落ち着く個室に追いかけ広告タクシー車内やエレベーター内のサイネージ広告が拡大している中、究極のプライベート空間・トイレにも広告は進出している。トイレ広告事業はここ3年で急速に立ち上がり、主な会社の合計で1万6000個室を超えたという。トイレ広告のメリットは、顧客の性別が確実にわかる、設置する店やオフィスビルで利用者の年収レベルもわかるといった点だ。具体的には、洗面スペースや個室内でのサイネージ、トイレットぺーパーへの広告刷り込み、化粧室ミラーへのシール広告など多彩だ。情報量がミニマムであることで落ち着く空間に、広告がどこまで浸透するかに注目したい。
2023.03.28 23:43「リファラル(紹介)採用」社員やOBが友人知人を紹介・選考年収700万円以上層で新規人材を一本釣りするスカウト型採用が注目を浴びる中、自社に在籍する社員やOBなどから友人知人を紹介してもらい、採用選考を実施する「リファラル採用」も浸透中。採用人数の8割をこの方式で確保する企業も出てきた。社員自体が人材紹介の役割を担うため、採用のミスマッチを防げ、採用コストも抑制でき、質の高い人材と出会えるなどのメリットがあるという。実際の採用フローに従って判断されるため、いわゆる縁故採用とは異なり、公平性・透明性は高い。制度運用にあたっては、紹介者の報酬の有無など慎重な制度設計が必要といった課題もあるが拡大の可能性は大だ。