電子化でよみがえる地域通貨
90年代に全国を席捲した数百もの地域通貨。しかし、発行・換金などの管理コストの負担に耐えられず、現在ではほとんど運営されていない。その地域通貨が、仮想通貨のテクノロジーを援用した電子化・スマホ化によって低コスト化が可能となり、再び脚光を浴びつつある。昨年の「あべのハルカス」で行われた実証実験では、電子通貨「近鉄ハルカスコイン」の高い安全性も確認できたという。スマホに専用アプリをダウンロードするなど、地域の高齢者にはハードルは高い面もあるが、地域内のショッピングやBtoB取引などに採用するなど、“自転車サイズ”の経済圏が活気を取り戻すかもしれない。
0コメント