家電やPCなどさまざまなハード機器が、驚くほどに機能を高めながらも小サイズ化していく中、身の回りのサービスにおいても、利用者本位のリーズナブルなダウンサイジングを実現するフットワークの軽さが歓迎されている。
■手元で洗濯できます、手動だけど
新生活の必需品の一つが洗濯機。機能は進化しているが図体は相変わらずデカい。『CENTARC ハンドウォッシュスピナー』(セントアーク)は、炊飯器ほどの大きさで、電気不要(手動)で静音という優れもの。少量の小物衣類(下着なら上下1セット、ハンドタオルなら2枚程度)を効率的に洗えるミニ洗濯機だ。洗濯時や脱水時には、ハンドルを数分間くるくる回転させる。スマホ動画や音楽を聴きながらでも手軽に洗濯できるというわけだ。
■ニーズ密着型の少額短期保険が急成長
また、保険料や保険金を少額に限定した「少額短期保険」が伸びでいる。登録業者数が、2018年夏にも100社に達する見通し。海外旅行時の掛け捨て保険はお馴染みだろうが、さらにライフスタイルの多様化に対応したユニークなサービスが人気の秘密。たとえば、「痴漢冤罪保険」は、契約者からの緊急通報で近くの弁護士が駆けつける。また、「チケットガード保険」は、急病や交通機関の遅延などでイベントに行けなくなった場合、チケット代を補償する。
■サービスのダウンサイジング
さらに、2020年に向けてホテル開業ラッシュが続く東京。都内に新たに開業するホテルは、訪日客などグループ向け・家族向けに特化した中規模サイズのものが目立つ。客室数は100室前後、客室の定員は4~6人で、料金も手ごろだ。家電やITなどハード機器のダウンサイジングは日進月歩だが、一方で、サービス(ソフト)面においても、ニーズ対応型で小回りのきくダウンサイジングさが求められてているといえるだろう。
0コメント