「インフラ・ゼロ」で住む

しかも、災害リスクを避け移動できる家

環境負荷の少ない住宅づくりが進展する中、「インフラ・ゼロでも暮らせる家」を謳う試みが話題だ。MUJI HOUSE(無印良品子会社)は、4つの「ゼロ」を実現する「ゼロ・プロジェクト」の実証実験を2023年10月に始める。4つの「ゼロ」とは、電力や水道などの「インフラ・ゼロ」のほか、温室効果ガスの排出をゼロとする「カーボン・ゼロ」、生活に必要なエネルギーコストゼロとする「リビングコスト・ゼロ」、家自体が移動することで災害リスクを回避する「災害リスクゼロ」。なんと、床下に車輪を付けた「インフラ・ゼロの家」は、クルマでけん引して公道を走ることができる。最後の「ゼロ」は遊牧民的発想でおもしろい。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。