想定外の“別価値”訴求

印刷前の新聞用紙が意外な使途でブレイク中

ネットニュースに押され、存在意義は薄れるばかりの新聞だが、最近では想定外の需要によって売上げを伸ばしているという。  それは、毎日目にする“新聞”ではなく、印刷前のまっさらの新聞用紙だ。インクの匂いもしない新品の新聞紙が、通販用の梱包詰めもの、ペット飼育の中敷き、幼児用の落書きペーパー、塗装時のマスキング紙など、さまざまな用途で利用されている。 新聞紙2ページ分のサイズ・10kgで2-3000円程度で通販で入手できる。  加工前の素材そのものが別途のニーズで歓迎される事例だが、付加価値ならぬ「別価値」ということか。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。