少子化への負のスパイラル

続く出生数100万人割れ、出産適齢女性数も減少

最新の人口動態統計(厚労省)によると、2018年に生まれた子どもの数(出生数)は91万8397人で過去最低となり、3年連続で100万人割れとなった。これは、団塊世代である1949年生まれ269万人の1/3という数字だ。出生率も、ここ3年は1.4強で横ばいだ。少子化の原因のひとつは、15-49歳の出産適齢期の女性人口が減少していること。2018年は前年比1.4%減の2463万人。また、団塊ジュニア世代も40歳代半ばとなっている。出生率は横ばいでも、母数となる女性数が減っていては出生数は増えない。少子化への負のスパイラルは今後も加速していく。

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