常態化する「居酒屋スルー」

居酒屋の抱える三重苦

忘年会スルー、新年会スルーなど「居酒屋スルー」の動きが若年層を中心に定着しそうだ。居酒屋業界では、このような会社関連のスルー現象による「団体客の減少」を受け、少人数テーブルや個室設置など店舗投資を強いられている。また、このところの若年層・女性層の「アルコール離れ」によって、利幅の大きな酒類が減り、料理の比率が高まっているという。さらに、居酒屋がコミュニケーションの場としてもスマホやSNSの後塵を拝しているのが実情だ。居酒屋の三重苦はしばらく解消する見込みがない。


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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。