スマホ時代の瞬間的消費行動
従来からの消費行動モデルといえば、AIDMAやAISASだが、このような「段階的消費行動」がまったく当てはまらない事態が指摘されている。グーグルが2019年に発表した「パルス消費」が注目されている。「パルス」とは、消費者の中に突如として湧き上がる「買いたい気持ち」のこと。スマホをいじっているときに、初めて見る商品であっても瞬間的に購入の意思を固めるという消費行動で、日常的に購入しているジャンルでも起こることから、いわゆる趣味的な「衝動買い」とは異なるという。旧来型のマーケティング理論が通用しないスマホ・ショッパーをいかにキャッチするかが大きな課題だ。
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