2021.09.29 23:31清貧の時代の再来か ‘’雑草を愛でる“風流をたしなむそのあたりの道端に生えている雑草やコケの類を愛好する者が増えている。派手な美しさはないが、可憐で健気に、あるいはたくましく生きる姿に自身を重ね合わせるコロナ時代ならではの趣味生活か。清貧の時代の再来をうかがわせる。■「雑草」を育てる 在宅時間が伸び、家具や家電、ゲームなどが好調など“おうち快適志向”が高まってきている中、道端に生えている雑草の栽培セットが売れている。ある生花店が販売する「雑草栽培セット」は、2021年2月末の発売以来、4400個の在庫が底をついた。 また、ガラス容器の中にコケを敷き、自然の風景を再現する「苔テラリウム」も大人気だという。■高値取引が常態化する「雑草バブル」 一方、ネットオークションでは、希少植物・観葉植物の価格が高騰する...
2021.09.29 23:24「搬入プロジェクト」物体を運び入れるだけのパフォーマンス先進的アートの試みには常人には理解しがたいものも多いが、「搬入プロジェクトもその一つ。前衛的な演劇ユニット「悪魔のしるし」が考案した、建物内にギリギリ入るほどの大きさ・形状に設計された物体を人力で搬入する演劇パフォーマンスだ。設計・制作・実施の安全安心確実性は綿密に検証され、誰でも挑戦できるようにオープン化されているのが特徴。「搬入」するだけのパフォーマンスだが、参加者も見ている人もなぜか熱中するという。観衆が手伝わないと成功しない場面もある参加性もカギ。そもそも、「運搬」という行動には人をワクワクさせる奥深い魅力があるのかもしれない。
2021.09.29 23:20「ハードセルツァー」市場アルコール入り炭酸水カテが有望に飲酒率減少の救世主となるのか、コカ・コーラ社が世界20か国以上で販売している「トポチコ ハードセルツァー」が日本でも発売された。ハードセルツァーとは、アルコール入り炭酸水のこと。2013年に米国で生まれた、スッキリとした後味でグルテンフリー、低カロリー、低糖質などを特徴とする低アルコール飲料(度数5%)だ。ビールを除く低アル飲料カテで、19年は17%だったシェアが24年には44%にまで成長すると見込まれている。健康志向が強く、酔うために酒を飲むのではない20代をメインターゲットに据え、「決めつけないのがルール」をキーメッセージとして掲げている。
2021.09.29 23:13「花色鉛筆」のおしゃれ度削りかすが花びらになる鉛筆「花色鉛筆」(トリナス社)は、伝統的な花の形と花の色を追求し、芯を鉛筆削りで削ると削りかすが本物の花びらそっくりになる驚きの商品。桜、紅梅、蒲公英(たんぽぽ)、常磐、桔梗の5種類があり、手紙に添えたり、イラストや工作の素材にしたり、ギフト需要も多いという。価格は5本1セットで1980円(鉛筆削り付き)。シリーズ品として、空から舞い降りる雪の形と色をモチーフにした「雪色鉛筆」もクリスマスシーズンに人気という。環境に配慮した新素材のプラスチック原料と微細な紙パウダーを混ぜ制作。SDGsとデザイン性を両立させた豊かな感性が人を惹きつける。
2021.09.29 23:03冷凍自販機の時代冷凍食品を道端で24時間販売テイクアウトやデイバリーなど、飲食店のさまざまな販路開拓の取り組みが続く中、「冷凍」の自販機を活用する動きが拡がっている。メーカーの汎用性(自販機内部の構造を改良、多品目・多形態の食品を入れられる)開発の努力もあり、餃子やラーメン、海産物、ご当地グルメ、スイーツ、中には本格フレンチを販売する店も現れた。飲食店には、非接触性や24時間販売、商品を補充するだけといったメリットがあり、生活者は手軽・ひと手間でお店のメニューを自宅で楽しめるというわけだ。冷凍技術の目覚ましい進化を追い風に、食品購入スタイルや食シーンも大きく変貌しつつある。