「山を買う」人びと

少額出費でヘクタールなマイキャンプ

アウトドアやキャンプブームが過熱しているが、プライベートキャンプを夢見て「山を買う」人びとが急増している。それも、テントを張る程度の数百平米単位ではなく、ヘクタール単位を数百万でまるごと購入する。在、山林は二束三文の価格であり、安ければ30-50万円で1ヘクタールが手に入るという。しかし、一方で山林の維持管理には多大の手間と費用が掛かる。購入者には、好きな時に好きなだけキャンプを楽しむことができるが、山林保護の責も負うことになろう。これまでも放置されてきた山林が個々人に切り売りされるのは両刃の剣。楽しみと資源保護の双方が実現できる策を見出す必要がある。


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