2024.07.31 01:06「低登山ブーム」身の丈に合ったのんびりトレッキング大手スポーツ用品店関係者らの感触によると、コロナ禍で盛り上がったキャンプブームは落ち着きを見せ、最近では、気軽に楽しめる次のアウトドアとして“低山ブーム”が起きているらしい。実際、足回りを固めるトレッキング用シューズやトレッキング用パンツ、容量20L程度の初心者用バックパックなどの売れ行きが好調だという。具体的には、標高は1000m前後で、日帰り前提で、初心者が挑戦しやすい低山がにぎわいを見せている。また、低いながらも人々に愛されている山々を紹介するNHK『にっぽん百低山』も静かな人気で、軽トレッキングブームは徐々に拡大していきそうだ。
2023.07.30 22:588代目「人生ゲーム」結婚・非婚は選択制、VRや置き配も登場1968年からのロングセラー盤ゲーム「人生ゲーム」が55周年を記念して、フラッグシップモデルの歴代8代目を発売。その時代の世相トレンドを取り入れた“時代を映すゲーム”として今回も話題となっている。「結婚」の選択はルーレット次第で変更(奇数→非結、偶数→結婚)。「お宝カード」には、「デジタルアート」「フォロワー8万人」「超高性能VRゴーグル」などを新たに追加。盤面マスでは、「映える昆虫食を考案」「副業を始めてみた」「サブスク登録のしかたがわからない」「置き配の盗難防止に防犯カメラを設置」など楽しい項目が登場している。人生もゲームも多様化・高度化しているということか。
2023.05.29 23:38絵本読み聞かせDXスマホからママの声で寝かしつけ子育て以上に何かと忙しいパパ・ママをサポートするため、ユニークな読み聞かせ体験を提供するアプリ「みいみ」(オトバンク+東京ガス)が話題だ。約100冊の人気絵本や童話を、プロのナレーターによる朗読で楽しめる音声サービスだが、絵本のセリフの一部を自分(パパ・ママ)の声で吹き替えられ、さらにその声をロボットや宇宙人などの声に加工もできるというもの。一部の絵本では表紙を好きな画像に置き換えることもできる。月2回、新作を追加配信し、月額500円のサブスク制。AI進化によってシゴトの本質が問われているように、“親業とは何か”を考えさせられる動きだ。
2023.05.29 23:30都心の「キャンプ練習場」初心者向け、キャンプお試し施設ファッションアイテムや家電、ひいては男女関係までもお試しブーム全盛だが、”初めてのキャンプに気軽に挑戦できる!”をコンセプトにしたキャンプお試し施設が秋葉原高架下にオープンした。何を準備すれば?この道具どう使えば?といった初心者の不安を解消、テント設営や撤収、キャンプギアの取り扱いもスタッフが丁寧にサポート、キャンプ道具もレンタルできる。1泊してしっかり学べる「STAY」PLANのほか、日帰りの「DAY」PLANやキャンプ飯を楽しむ「EAT」PLANも。現地での試行錯誤が楽しいはずのキャンプ体験も、近頃の“失敗したくない”志向には勝てないらしい。
2022.09.01 01:37「手書きガチャ」という意外小ロットで実現した、本当に手書きのメモ拡大の一途をたどるカプセルトイに驚くべき妙手が登場し話題だ。ウルトラニュープランニング社が販売する手書きシリーズは、「お母さんの秘伝カレーレシピ」「お母さんからの優しい手紙」「かわいい子からの“手書き”ラブレター」「イケメンからの“手書き”ラブレター」「おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識メモ」など。このシリーズの売りは「本当に1枚1枚手書き」で、コピーは一切していないこと。1台につき50個で売り切れた時点で終了という小ロット販売だからこその戦術だ。“手書き風”ではないリアルすぎる手書きメモは、デジタルばかりに目が向くイマに一石を投じている。
2022.06.28 23:35ギター練習はスマホでレベルに合わせた習得動画アプリ 思い当たる人も多いはずだが、ギター習得にトライした人のうち90%が1年後には挫折してしまう、という悲しいデータがある。世界的な楽器メーカー・フェンダーがオンラインギター学習システム「Fender Play」を発表した(米・英・加でスタート、日本語未対応)。これは、初心者のプレイヤーを対象としており、PCやスマホ(iPhoneのみ)から登録。自分の習得レベルに合わせ、用意された数百ものスタンダード曲(U2やローリング・ストーンズなども含まれる)を、レッスン動画を通じてコードやリフといった演奏に必要な基礎を学ぶことができる。大人の学び直しにとっても頼もしい援軍だ。
2022.05.27 01:11「フラットガシャポン」レッドオーシャンを抜け出す平面アイテム機カプセルトイの最新機器「フラットガシャポン」(バンダイ)は、人気のアニメキャラクターが描かれた下敷きやクリアファイル、色紙、台紙付きのポスターなど、薄い平面状の商材を販売する。ハンドルを回すと上部の細長い隙間から徐々に出てくる商材を抜き取る仕組み。これまでの立体商材ではない点が特徴で、現在、全国約1500店舗に設置されている。商材価格はクリアファイルと下敷きが300円、色紙や台紙付きのポスターが500円などとなっている。カプセルトイ業界はすでにアイテム・機器ともに飽和市場となっており、カプセル販売ではない平面商材にチャレンジして差別化を図る試みだ。
2022.02.27 04:22若者に「歌を詠む」文化Twitterとの親和性?短歌ブーム再びテレビでは芸能人の俳句番組が人気だが、SNSをきっかけに短歌を詠む20-30代が増えているという。140文字の制限があるTwitterは、短歌と親和性が高いとされる。「アイドル歌会」は、アイドルがTwitterで下の句を投稿、ファンは下の句を投稿し、「エモい」を共有するというイベントだ。古典的な和歌と異なり、自分たちが使っている言葉で詠むのが魅力だという。出版界でも短歌人気は上昇、月刊誌『短歌研究』の令和3年5月号は昭和7年の創刊以来90年の歴史で初の重版となった。若手歌人の歌集も重版で1万部超えのものも出てきている。SNSが文芸復興の一助となるのか注目したい。
2021.11.28 00:07「小さな生態系」を愛でる水草、コケ、きのこなどを育て観る快感コケや雑草人気は既に紹介したが、水草などを水槽で育てて、その風景を楽しむ「水草レイアウト」が拡がりつつある。2021年11月に開催された 「世界水草レイアウトコンテスト」は今年21回目を迎え、世界の84か国・地域から約2600人の応募があった。また、作り手育成のための2年制「ネイチャーアクアリウム学科」を設ける専門学校も現れた。また、水槽やコップなどの中でコケを育てる「コケリウム」や、きのこを育てる「きのこリウム」など手のひらサイズの世界を楽しむ動きも高まっているという。環境意識の高まりを追い風に、「小さな生態系を身近で楽しむ」という箱庭的嗜好性もあるのだろう。
2021.10.28 01:08カプセルトイ市場拡大 ‘’ガチャ活“のワクワクとウハウハついに巨大なテーマパーク的専門店も登場したガチャガチャ界。かつての100均ショップの登場感にも似て、そのコンテンツの多彩さと性年代を問わないお気軽な受容性をベースに、「つい回しちゃうのよね」というワクワク体験感がクセになる。■国内旅行もガチャで決める 以前本紙でもランチをガチャで決める話題を紹介したが、LCCのピーチ・アビエーションは、行き先を選べない「旅くじ」の販売を拡大している。1回5000円で、行き先はカプセルを開けるまでわからない(成田発は国内11路線)。先行した大阪ではサービス開始から約2か月で3000個以上を販売したという。■カプセルトイ市場は約400億円 カプセルトイ市場では現在、大人の女性をターゲットとした第4次ブームが到来している。一...
2021.09.29 23:31清貧の時代の再来か ‘’雑草を愛でる“風流をたしなむそのあたりの道端に生えている雑草やコケの類を愛好する者が増えている。派手な美しさはないが、可憐で健気に、あるいはたくましく生きる姿に自身を重ね合わせるコロナ時代ならではの趣味生活か。清貧の時代の再来をうかがわせる。■「雑草」を育てる 在宅時間が伸び、家具や家電、ゲームなどが好調など“おうち快適志向”が高まってきている中、道端に生えている雑草の栽培セットが売れている。ある生花店が販売する「雑草栽培セット」は、2021年2月末の発売以来、4400個の在庫が底をついた。 また、ガラス容器の中にコケを敷き、自然の風景を再現する「苔テラリウム」も大人気だという。■高値取引が常態化する「雑草バブル」 一方、ネットオークションでは、希少植物・観葉植物の価格が高騰する...
2021.09.29 23:13「花色鉛筆」のおしゃれ度削りかすが花びらになる鉛筆「花色鉛筆」(トリナス社)は、伝統的な花の形と花の色を追求し、芯を鉛筆削りで削ると削りかすが本物の花びらそっくりになる驚きの商品。桜、紅梅、蒲公英(たんぽぽ)、常磐、桔梗の5種類があり、手紙に添えたり、イラストや工作の素材にしたり、ギフト需要も多いという。価格は5本1セットで1980円(鉛筆削り付き)。シリーズ品として、空から舞い降りる雪の形と色をモチーフにした「雪色鉛筆」もクリスマスシーズンに人気という。環境に配慮した新素材のプラスチック原料と微細な紙パウダーを混ぜ制作。SDGsとデザイン性を両立させた豊かな感性が人を惹きつける。