銭湯が救う風呂なし物件

消えかけていた都市資源が相乗効果で復活?

都心に暮らす若者たちに、“風呂なし物件”が人気だという。築40~50年、6畳とキッチンに押し入れで約20㎡というのが標準的だとか。風呂なし物件は、とにかく破格の家賃の上、風呂掃除の手間も水道代も掛からないことから、若者やあまり家にいないという多忙なワーカーにも歓迎されている。この動きを底支えしてるのが銭湯だ。近所の銭湯やスポーツジムのシャワーを使うスタイルが浸透していることに加え、銭湯側もリニューアルを進めたり、イベントを開催するなど新規客の取り込みに注力。消えかけていた風呂なし物件と銭湯の魅力が再認識され相乗効果を発揮したわぇだ。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。