拡大する賢い選択的消費スタイル
NRIの調査では、最近の食料品や日用品の値上げに対し、消費者の85.3%が「負担が大きい」と感じている。値上げの負担感から買い物行動が変化しているが、今回目立つのは、単に「安いものを買う」のではなく、「ROI(投資効率、費用対効果)意識」を高めて選択的な消費をする傾向が強まっているという。「特売やキャンペーン」「お買い得品、値引き品」を選ぶといった回答が増えた。注目すべきは、普段価格をあまり気にせず、自分のライフスタイルで商品を選ぶ「プレミアム消費層」も特売やお買い得品を選ぶようになっている点だ。生活者全般の厳しい選択眼を意識せねがならない。
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