「白湯」が売れる時代

男女問わずバカ売れのアサヒ「白湯」

 「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」(アサヒ飲料)が想定以上の売り上げとなっている。飲用経験率は、09年11.8%から22年には61.0%と約5倍に伸びた。女性の67.5%に対し、男性も54.4%と半数以上が飲用しており、男女問わずの人気ぶりだ。飲用シーンは「朝」。以前から朝起きがけに白湯を飲む習慣を持つ人が増えていたが、それに加え、朝の支度に時間が取られ、お湯を沸かす時間が取りにくいという「省手間・省時間」ニーズにも注目したという。通勤・通学の途中で、コンビニやスーパーに立ち寄って白湯を買うというわけだ。水が売れる時代、お湯が売れても不思議はない。

M-SearchLight

編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。