レトルトがルーを逆転、家庭の味も風前の灯火
2017年にレトルトカレー市場規模が初めてルー市場を上回った。レトルトの購入額は461億円、ルーは456億円。この15年でレトルトは2割拡大、ルーは2割減少となっている。高齢世帯や単身世帯、共働き世帯の増加を背景に、レトルトカレーの需要は高まっており、少量パックや健康志向の商品も投入されている。一方、ルーを使い鍋やフライパンで調理される家庭の手作りカレーは、一度に食べきれない、調理に時間や手間がかかるなどの理由で敬遠されがちだ。今後は、それぞれに個性的な家庭の味は、既製品に“ひと手間”加えることでしか実現できない?
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