AIは道具か友人か? 問われる擬人化の是非
AIは、スマホの音声アシスタントかロボット然とした対話機械レベルを超え、音声コントロールの家電やIoT機器への実装も着々と進行している。最近の展示会で注目されているのが、AIのデザインに、いわゆるアニメの「美少女キャラクター」が続々採用されていること。AI技術開発で世界にやや遅れを取っていると言われる日本だが、クールジャパン路線でアニメキャラを起用する奇手に出たのか。AIにどれほどの「擬人化」を施すかは今後の社会的な課題だが、そこには功罪両側面がある。AIの潜在的リスクを考慮し、あくまで道具にとどめるか、擬人化を強め良き友人として付き合うか、それが問題だ。
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