究極のリカバリー環境 ‘’ハンモックな暮らし“のススメ

慢性的な疲れやストレスを“食う・寝る・遊ぶ”で解消している多くの現代人。ハンモックに揺られながら、スポーツジムに通いながら、疲労回復・リカバリーするスタイルが新しい。心と体を「ゆるめて整える」暮らしを始めてみませんか?

■ハンモックのある暮らし

 アウトドアライフの専売特許だったハンモックが、日常生活に浸透し始めている。インドアにハンモック席を常設したカフェや、自宅新築に合わせ設置するケースも。「カフェ アサン」(御徒町)では、ハンモック席が6席ある。天井近くの梁から伸びるロープに布製のハンモックがぶら下がる。ハンモック席は人気のため、90分の利用制限を設けているほど。「モスキートハンモック」は、ハンモック上部が蚊帳になったタイプで、キャンプ場や自宅の庭でも快適だ。2017年の発売以来約5000個を販売している。現代人の多くが、慢性的な疲れやストレスを抱える中、ゆったりと包まれる時間・体験を得られる「ハンモック」は手に届く範囲での最高のリラクゼーション環境だ。

■疲労回復系のスポーツジムが急増

 一方、筋肉・体力、ダイエットを目的に利用されてきたスポーツジムが「疲労回復」に舵を切りつつある。たとえば、「ティップネス木場」は、「コンディショニング ジム:を標榜、「運動」「食事」「回復」をトータルでサポートするオリジナルメソッドを導入した。同店では、従来のフィットネスエリアのほか、回復系のコンテンツを一挙に導入し、「ゆるむ」「ほぐれる」「整う」をテーマにした「リカバリーエリア」を設けた。

■リカバリー価値の提供がカギ

 このような心や体を「リカバリー」する装置やサービス、商品は、その対象を拡げrながら(たとえば、地域、家族、友人・恋愛関係など)、さまざまなビジネス領域で重要な提供価値のひとつとなるだろう。

M-SearchLight

編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。