低アルコール日本酒

度数5%で平日飲酒拡大ねらう

しらふでいるスタイル、ソバーキュリアス(Sober Curious)や酒量にかかわらず楽しもうというスマートドリンキング(アサヒビール提唱)の浸透で、低アルコール飲料市場は拡大基調にある。低アルの日本酒「アルゴ」(月桂冠)は、アルコール度数5%で、一般的な日本酒のアルコール度数15%程度をかなり下回る。日本酒は「もっとも翌日まで残る」「二日酔いになりやすい」とのネガティブな認識が定着している中、敬遠されている平日の飲用を伸ばし、サワー類やハイボール人気の高い若年層への浸透をもねらう。縮小する酒市場でのパイ争奪戦がさらに激化する。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。