多様化する「デュアラー」

フットワーク軽く、気軽に「住遊一体型」生活

都心と田舎の両方に生活拠点を持つ動きは以前から注目されてきた。たとえば、富裕層が別荘を持ったり、リタイア後に農家・農地を買うなど。しかし、最近は「デュアラー(2拠点生活者)ともいうべき20~30代のビジネスパーソンやファミリーが増えている。都心から2時間未満の近場中心に、月2~5日の滞在を楽しむ。世帯年収も800万円未満が過半数と決して富裕層ではない。最大の特長は、2軒目の家の購入にはこだわらず、空き家を安く借りたり、シェアハウスを利用したりとフットワーク軽く、田舎生活を楽しむ点だ。アウトドアライフの延長線上に、新たな住遊一体スタイルがある。


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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。