デジタル化とメガヒット作で市場拡大
ながらく縮小基調が続いていた出版市場だが、2019年の国内市場規模は1兆5432億円となり、前年比0.2%とわずかながらも拡大に転じた。内訳としては、紙の市場は前年4.3%減となった一方、デジタル出版は前年比23.9%増と大きく伸長した。なかでも、いち早くデジタル化を展開してきたコミック市場は、2019年には5100億円を超えると予想されている。同市場では、単行本や雑誌など紙市場も前年比で4%増となっている。これは、メガヒットとなった『鬼滅の刃』の勢いが貢献、2020年3月時点で発行部数が4000万部に達したという。デジタル化とメガヒットが出版市場を下支えしている。
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