「従業員シェアリング」

雇用確保のための人材横すべり

シェアングエコノミーは拡大の一途だが、世界的なコロナ禍の影響で、不振業界から好況業界へと異業種間での従業員の出向が拡がっている。米国では、ホテル大手のヒルトンからAmazonへ、中国でも外食産業からアリババへと人材が流動化。日本においても、外食のワタミが休業中の店舗で働く社員130人をスーパーに臨時出向させた。同様に、外食企業からフードデリバリー企業への人材移転も増えているという。現在は、コロナ禍での緊急避難的な措置ではあるが、働き方改革の動きとも併せ、今後起こりうる地滑り的な人材大移動の始まりとも見てとれそうだ。


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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。