2020.08.28 00:18相手が見えないのなら ‘’可視化すればいい“という前向き雨雲レーダーアプリは、もっともわかりやすい可視化サービスだ。いつ・どこで・どれくらいの雨が来るかが手に取るようにわかる。同様に、ウイルスや犯罪者など、見えない相手であっても、可視化することで正しい指針を指し示すことができる。■街中施設の混雑度を“見える化” 感染者との濃厚接触を知らせる感染確認アプリ「COCOA」のダウンロード数は1400万人とやや低迷している中、街中の混雑具合を可視化するアプリも登場している。ポータルサイト「VACAN(バカン)」は、カフェやレストランなどのリアルタイムの混雑情報を確認できる。ネットの地図上で、飲食店の場所やリアルタイムの空き・混雑情報、コロナ対策状況が一目瞭然。利用者は無駄な待ち時間を減らせるし、予約も必要なくなる。...
2020.08.28 00:12「自宅玄関の自動化」という盲点5000万戸の既存市場を掘り起こす自動ドア事業街中やオフィスビルでは当たり前の自動ドアが個人宅の玄関にも進出する。LIXILは、自宅の玄関ドアをリモコン操作で簡単に開閉できるシステム「DOAC(ドアック)」を開発、2020年9月から全国発売する。ドアの取り換えなど大仰な工事は不要で、モーター機器や鍵を制御する装置を取り付けるだけ。価格も20数万円と手頃。 高齢者や車いす利用者など福祉ニーズに限定せず、両手が荷物でふさがっている、ベビーカーでそのまま屋内へ、など家族みんなが使えるシーンを想定。潜在顧客は全国5000万戸以上もある個人住宅。高齢・独居社会には必要なサービスだ。
2020.08.28 00:05皮膚に描く電子回路特殊インクボールペンで生体データを読み取る生体データを常時読み取ってくれるウエアラブルツー ルは、ウオッチ型を中心に進化しつつあるが、ヒューストン大学が開発した新技術は、「皮膚に描かれた電子機器(drawn-on-skin electronics)」。普通のボールペンに、銀のような成分を含んだ特殊な半導体インクを詰め、診断用センサーを皮膚の上に描くだけ。生体データはBluetoothで送信される。インクセンサー回路が皮膚の凹凸に完璧にフィットするため、皮膚の伸び縮みや汗にも影響されない。無線充電で1週間は持つため、精緻な個人データが把握でき、しかも低コストだ。面倒な定期健康診断のなくなる日も近い。
2020.08.27 23:59習いごとになったゲームゲームトレーナーが教えるオンライン家庭教師在宅時間が増える中で、オンラインによる授業や体操教室なども人気だが、ゲーム攻略法を伝授するオンラインの個別プログラムが登場した。「ゲムトレ」は、“ゲームを使った新しい習い事”と銘打ち、有能なゲームトレーナーから、ゲームの上達方法やチームプレイなどの個人レッスンを受けるサービスだ。プロゲーマーになるためのトレーニングではなく、ゲームを通じて情報処理能力や集中力、コミニケーション能力を鍛えるのだという。2020年4月までで累計トレーニング回数は1500回を突破している。まだネガティブイメージの残るゲームだが、プログラミング教育同様、市民権を得ていくに違いない。
2020.08.27 23:55「がんばるな、ニッポン。」テレワークが問い直す「がんばる」の意味国民全員が相次ぐ自然災害やコロナ禍で苦しみ、がんばっている状況で、「がんばるな」とメッセージする逆張りCMが話題だ。テレワーク事業を手掛けるサイボウズのCMは、「経営者のみなさまへ、通勤をがんばらせることは、必要ですか?」と問いかけ、「「がんばるな、ニッポン。」と締めくくる。電車が止まっても、熱があっても、必死にがんばって出社するのが“美徳”という観念は根強い。しかし、この間のテレワークの浸透・成功で、多くの人が「がんばる」ことの意味を問い直し始めている。「がんばる」「怠ける」という二項対立ではない第三の道を知恵と技術で切り拓こうというメッセージだ。