「がんばるな、ニッポン。」

テレワークが問い直す「がんばる」の意味

国民全員が相次ぐ自然災害やコロナ禍で苦しみ、がんばっている状況で、「がんばるな」とメッセージする逆張りCMが話題だ。テレワーク事業を手掛けるサイボウズのCMは、「経営者のみなさまへ、通勤をがんばらせることは、必要ですか?」と問いかけ、「「がんばるな、ニッポン。」と締めくくる。電車が止まっても、熱があっても、必死にがんばって出社するのが“美徳”という観念は根強い。しかし、この間のテレワークの浸透・成功で、多くの人が「がんばる」ことの意味を問い直し始めている。「がんばる」「怠ける」という二項対立ではない第三の道を知恵と技術で切り拓こうというメッセージだ。

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編集工房《Office K》が提供する、Marketing/Mind/Movementのイマとコレカラを読み解くトレンド・クリップ。時代・社会、市場・商品、暮らしや生活意識の大小潮流をご紹介。