2022.02.27 04:52コロナ禍をバネに進化する ‘’シン・ホテル“の底力サービスコロナ禍に苦しむホテルが新たな需要掘り起こしに向けて進化している。新たな滞在スタイルを提案する、ターゲットを柔軟にシフトさせる、ITの力を借りて新サービスを生み出す。さまざまな発想と組み合わせがホテルの “次”を創ろうとしている。■「ホカンス」需要を掘り起こす 2020年から続くコロナ禍は、ホテル業界を瀕死の状態にまで追い詰めつつある。2020年統計では都市部ホテルの稼働率は4割前後、リゾートホテルは3割にまで落ち込み、宿泊者はどこも半減している。しかし、この逆境をバネにホテルはしたたかに進化しつつある。ホテルニューオータニが実施した「卒旅プラン」は、旅行ができない学生向けのホテルステイ・プラだ。「写ルンです」付き宿泊プランでは、ホテルで過ごしながら気...
2022.02.27 04:47投げ銭で稼ぐ「ライバー」広告マネタイズから自由になった表現者たちYouTuberが子どもたちの憧れの職業になって久しいが、最近では「ライバー」と呼ばれる種族が登場。「ライバー」たちは、Pocochaや台湾発の17Live、芸能人御用達のSHOWROOMなどのライブ配信アプリでリアルタイム配信を行い収入を得ている。YouTuberと大きく違うのはそのマネタイズ方法だ。YouTuberの収入源が企業広告の視聴回数であるのに対し、「ライバー」は、リスナーからの投げ銭(ギフティング)でで稼ぐ。ゆえに、視聴回数が少なくとも、投げ銭が多ければOKということだ。特別な配信・編集技術を必要としない手軽さも追い風となって、今後ますます増殖していくだろう。
2022.02.27 04:43「デザイン思考テスト」学生の多様なクリエイティビティを測る 「採用面接では担当社員の能力を超える人材は採れない」とは、人事界隈では有名な自虐ネタだ。しかし、それを覆す人材採用ソフトが登場。「デザイン思考テスト」(VISITS Technologies社)は、「CI(コンセンサスインテリジェンス)技術」を駆使し、ウェブ上で実行するテストだ。与えた課題の回答結果から、回答者のクリエイティビティを数値化できるということで、大手企業に軒並み採用されつつある。テストで高評価を得る学生には、発想のユニークさ、着眼点の良さ、広い視野があり、気づきに敏感で、自ら発信することにも高い能力を備えているという。変革期における多様性・柔軟性こそが必須だ。
2022.02.27 04:37拡大する「サ活」日常に進出する“実感できる”リセット感覚サウナに足繫く通い心身を整える「サ活」がブームになっており、日常生活シーンでも存在感を増している。「サウナ付きバンのシェアリングサービス」(カーステイ社)は、後部座席に薪ストーブを搭載し、サウナに改造したバンを「サウナカー」として貸し出す。会員制のを完全個室フィットネス・サウナ「マジェスティ」(NEXUS社)は、ビジネスホテルを1棟まるごと改装、人気の高い筋トレとサウナのセットを「お一人様」でも楽しめる施設だ。このほかにも、サウナを併設したリゾートホテルやアウトドア施設も増えつつある。コロナ禍で単調な毎日を強いられている中、心身のリセット感や実感できる健康感が求められている。
2022.02.27 04:22若者に「歌を詠む」文化Twitterとの親和性?短歌ブーム再びテレビでは芸能人の俳句番組が人気だが、SNSをきっかけに短歌を詠む20-30代が増えているという。140文字の制限があるTwitterは、短歌と親和性が高いとされる。「アイドル歌会」は、アイドルがTwitterで下の句を投稿、ファンは下の句を投稿し、「エモい」を共有するというイベントだ。古典的な和歌と異なり、自分たちが使っている言葉で詠むのが魅力だという。出版界でも短歌人気は上昇、月刊誌『短歌研究』の令和3年5月号は昭和7年の創刊以来90年の歴史で初の重版となった。若手歌人の歌集も重版で1万部超えのものも出てきている。SNSが文芸復興の一助となるのか注目したい。