2022.09.29 23:46そんなに急いでどこへ行く? “タイパ消費“で高速生活へ多忙な生活者のための“時短”商品や“お値段以上”を求めるコスパ商品はもはや消費のコア価値だが、若い世代では加えて、「タイム・パフォーマンス」価値が幅を利かせている。暮らしや消費のムダやを余韻を省く究極のデジタル化ということか。■ゼロ秒、倍速、スキップ視聴 最近の楽曲の特長として、すぐ歌が聴ける「ゼロ秒イントロ」が挙げられる。特にネットで活躍するアーティストに顕著で、海外のヒットチャートには2~3分の曲が多くなっているという。また、配信ドラマやオンライン講義を「倍速視聴」する、流れを待ち切れずに「スキップ視聴」する、結果を先に知って視聴する「ネタバレ視聴」も支持されている。■高まる高速生活志向 博報堂生活総研の調査(2020年)では、生活行動の高速化を求...
2022.09.29 23:41メタバース市場はまもなく1兆円超世界市場は2028年に100兆円?2021年秋、FacebookがMeta Platformsへと社名変更した頃から世界中でメタバースへの取り組みが活発化、世界市場規模は2028年に8289億ドル(≒100兆円)に達すると試算されている。日本でも、2022年度には1825億円、3年後には5000億円に迫り、2026年度には1兆42億円にまで拡大すると見込まれている(矢野経調べ)。NTTやKDDIなどのプラットフォーマーがバーチャル空間の提供を開始するとともに、各メーカーやサービス業でもコンテンツ提供や活用が強化されている。今後も・教育やトレーニング、ネット通販やオンライン接客など様々な産業分野への拡がりが期待される。
2022.09.29 23:34「ラベルレス」というブランディングペットボトルのデザイン性で勝負飲料ペットボトルのラベルレス商品がコンビニやスーパーの店頭でも目に付くようになっている。「サントリー天然水 ラベルレス」(サントリー食品インターナショナル)は、全国のコンビニで数量限定発売。コカ・コーラシステムからも「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ ゼロシュガー」のラベルレスボトルがオンライン限定で発売開始された。「い・ろ・は・す 天然水」もラベル縮小化のトレンドを採用している、ボトル中央のラベルをなくす代わりに、ボトル自体にブランドロゴをダイレクトに刻印デザインしたり、首掛けのポップを付けたりといった工夫を施すことで、「ラベルレス」というスタイルでのブランディングを進める。
2022.09.29 23:30EV内デジタルサイネージセンシングカメラで最適な広告を配信デジタルサイネージ広告は商業ビルや駅での展開が中心だったが、その設置場所が拡大しつつある。大日本印刷と日立ビルシステムは、マンションやオフィスビルなどのエレベーターにデジタルサイネージを設置。年齢・性別などの属性を推定するセンシング機能を持つカメラを備え、利用者層に合わせた広告や天気、ニュース、占い情報などを配信できる。一方、タクシー車内広告に続き、ゴルフカートの後部座席にタブレット型のデジタルサイネージを設置する動きも。首都圏近郊の高級ゴルフ場のユーザー層は、個人年収1000万円超が19%に達するなど比較的富裕層が多いことに注目したという。
2022.09.29 23:26自宅の明かりを見直すプロ仕様の照明器具でお部屋快適化全国の美術館やホテルなどで使われているプロ仕様の照明機器が自宅用にコンパクト化され発売。「サリオ ムービングスポットライト」は、太陽光の下で美術品などを見るのと変わらない色味を再現できる商品。天井のダクトレールに取り付けるタイプで、専用アプリを入れたスマホやタブレットなどから明るさや向きをにコントロールできる。スポットライト的な使用だけでなく、パソコン作業時のタスクライトとして、また、深夜の常夜灯としても役立つ。明かりのトレンドは、室内を均一に照らす全般照明から部分照明にシフトしつつあるという。在宅時間も増える現在、暮らし環境の快適化が重視されている。
2022.09.01 01:43非接触型で新チャネル化をねらう “おもてなし自販機“の企み日本は世界一の自販機大黒だ。そもそもは、自販機がしゃべってお礼を述べるというおもてなし表現から始まった進化なのだから、IoT技術を駆使して、さらなる利便性と意外性を発揮して、アニメに続くクールな日本を“自動販売”してほしい。■数兆円に上る自販機市場 グローバルインフォメーション社の調べによると、自動販売機の世界市場規模は、2019年に182億8,000万米ドル(約2.4兆円)で、2027年には252億5,000万米ドル(約3.3兆円)に達すると予想する。国内においても、設置台数は漸減気味ながらも400万台超をキープしており、その売り上げも兆円規模に上るという。■多くのメリットで新チャネル形成へ 最近でも自販機をめぐる話題は尽きない。取り扱い商材は多種多...
2022.09.01 01:37「手書きガチャ」という意外小ロットで実現した、本当に手書きのメモ拡大の一途をたどるカプセルトイに驚くべき妙手が登場し話題だ。ウルトラニュープランニング社が販売する手書きシリーズは、「お母さんの秘伝カレーレシピ」「お母さんからの優しい手紙」「かわいい子からの“手書き”ラブレター」「イケメンからの“手書き”ラブレター」「おじいちゃんのクソどうでもいい豆知識メモ」など。このシリーズの売りは「本当に1枚1枚手書き」で、コピーは一切していないこと。1台につき50個で売り切れた時点で終了という小ロット販売だからこその戦術だ。“手書き風”ではないリアルすぎる手書きメモは、デジタルばかりに目が向くイマに一石を投じている。
2022.09.01 01:31「バーチャルヒューマン」リアルと見まがうCG×AIなヒューマンInstagramやYouTube、テレビCMなどで見かけるようになった、本物の人間と見間違えるほど精密な「バーチャルヒューマン」が存在感を増しつつある。プラダの「imma(イマ)」、GUの「YU(ゆう)」、サントリーのバーチャル社員「山鳥水生」をはじめ、海外でも数十万から数百万人規模のフォロワーを持つスターが相次ぎ登場している。CGとAIで構成されるバーチャルヒューマンは、ネットやCMでの客寄せパンダの域を超える。たとえば、多くの言語に対応させれば有能なコミュニケーターとなり、外国語対応のコールセンターや店員にも最適だ。知らず知らずにAIヒューマンにサービスされる時代だ。
2022.09.01 01:22豆を使わない「代替コーヒー」ナツメヤシの種を化学反応させた環境貢献コーヒー大豆などで作られる代替肉食品が市民権を得つつあるが、コーヒーも代替品でサーブされるらしい。シアトルに拠点を構えるスタートアップ、アトモ社は、コーヒー豆から作らないコーヒーを販売する。エナジーバーなどに使われるナツメヤシに注目。製造過程で廃棄される種に含まれる物質を化学反応させて、コーヒー豆同様の成分を生み出すことに成功した。香りが豊かで酸味や苦味が少なく、スタバのコーヒーと飲み比べても優位だとの覆面調査もあるという。さらに、アトモコーヒーは普通のコーヒーに比べて、生産時の温室効果ガスを93%減らせるとのこと。いまや嗜好品もSDGsからは逃れられないということか。
2022.09.01 01:17エイジテック市場の拡大期待がふくらむシニア市場のDX化 エイジテックとは、「高齢者(Age)×テクノロジー(Tech)」の造語で、高齢者の生活や健康をサポートしたり、高齢社会における課題を解決するテクノロジーを搭載した商品・サービスを指す。各種デジタルデバイス、アプリ、遠隔操作、ホームセキュリティ、介護、家事サポ-ト、健康管理など多岐にわたる。世界の65歳以上人口比は、2060年に17.8%にまで上昇し、先進地域・開発途上地域ともに高齢化が急速に進む。当然、高齢者関連市場は拡大し続けており、また、シニア層でのデジタルリテラシーも浸透しつつあることから、エイジテックの需要度と受容度はさらに増していくに違いない。