2024.04.29 00:48新たなブランド指標 “顧客幸福度“の納得度「顧客満足度」はすでにお馴染みだが、基本的には商品やサービスの品質や価格、サービスなどへの機能的な評価が中心だった。「顧客幸福度」は、企業・ブランドがあることでどれだけ生活者がシアワセを感じているのかを測る新指標だ。■ウェルビーイング社会の到来 現在、社会・生活に求められる一番の価値は「ウエルビーイング」だ。身体的・精神的・社会的に健康な状態にあることを意味する言葉だが、「幸せ」「幸福」とも訳される概念だ。これは、企業にも、さらにマーケティングにも欠かせない要素であり、ウェルビーイングを意識した取り組みが各所で見られるようになっている。■そのブランドがあることで「幸福」になる 「モノからココロの豊かさへ」とは随分以前から言われてきたことだが、価値観や生...
2024.04.29 00:44「グランフルエンサー」増殖シニアならではのコンテンツで魅了SNSにおける影響力をふるうインフルエンサー。一般的には若い世代が中心だが、ここ数年では50~90代のインフルエンサー「グランフルエンサー」が世界的に次々と誕生している。グランフルエンザーは、同じシニア世代だけではなく、Z世代やミレニアル世代にも受容されているという。また、さまざまなタイプもあるようだ。60歳を過ぎてもモデルとして活躍する女性のファッション披露、日常の些細な出来事の紹介、豊富な料理経験を活かした秘伝のレシピ公開など、個性と経験をもとにする。日本でも、Facebookなどシニア層のSNS利用率は高い。成熟した情報発信が期待できそうだ。
2024.04.29 00:39YouTubeはテレビで見てますコネクテッドTVでは長時間視聴の傾向PCやスマホでみるのが当たり前のYouTubeだが、「コネクテッドTV」の利用者がコロナ禍を機に増加、2023年には月間視聴者数が3800万人を超えたという。また、そのうち25%以上は、コンテンツをほぼテレビ画面でのみ視聴している(2022年)。このようなテレビ視聴者増に対応し、YouTubeは2024年3月にテレビ向けのユーザーインターフェースを変更。コメント欄などを動画の横に表示させ、操作性を改善した。YouTubeのテレビ画面ユーザーの平均視聴時間は2倍以上になり、長尺動画の再生回数が伸びているという。動画ショート化の風潮に一石を投じるか。
2024.04.29 00:34細胞入りのアクセサリー大切な人の細胞を身に付けるこれまでも遺灰をジュエリーにする、推し活のライブ会場の空気を集めた缶を大切にする、といった動きはあったが、「PxCell Wear」は飛び抜けている。これは、大切な人の細胞を封入したバイオテクノロジーのアクセサリーで、婚姻の証や形見、ファングッズなど多様な用途で活用できる。また、治療に活用できる細胞をお守りとして身に付けることもできる。他者との精神的なつながりを体現できるアイテムというわけだ。その真贋や安全性はブロックチェーンで発行される証明書で担保されるという。開発会社は、ヒトの細胞を商品化する世界の実現を目指すプロジェクトの一環と位置付けている。
2024.04.29 00:30「デジタルノマド」な人生リモートワーク時代の世界的遊牧民「デジタルノマド」とは、リモートワークを活用して、世界中のさまざまな場所を旅しながら暮らすライフスタイルだ。なにもデジタル族だけでなく、ファミリー層からリタイアシニアまで、多彩なノマドが増えているという。ある調査では、自分をデジタルノマドだと考える米国人は1700万人超に膨れ上がっている。コロナ禍と併せ、各国のビザ取得の簡易化が追い風となった。デジタルノマドによる国境を越えた移動・流入は、その消費によって、世界中の市場・地域経済に小さくはない影響を及ぼしているという。日本でのリモートワークが今以上に拡大するかは不明瞭だが、その経済活動が地方・地域を潤す一助になるのは確かだ。