2020.06.29 00:05リモートワーク定着がもたらす ‘’職住融合“の新・生活様式リモートワークの合理性と快適性に気づいてしまった会社員や企業。新しいワーク環境を支える技術やサービスも続々登場。「職住融合」時代の本格化は、消費スタイルや家族のあり方を変え、商品開発や流通にも大きな変革を強いるだろう。■コロナ後もテレワーク定着の兆し パーソル総合研究所調査によると、正社員のテレワーク実施率は、緊急事態宣言解除後の6月1日時点で全国23.0%、京都41.1%と高止まりしている。また、テレワーク継続希望率は、69.4%と4月時点での53.2%から大きく上昇。特に、若年層や女性の継続希望率が高い。このようなニーズを受け、カルビーは、テレワークを無期限で延長すると発表。業務に支障がない限りは単身赴任をやめるほか、通勤定期代も廃止、出社時のみに...
2020.06.29 00:01究極の産直、「店産店消」インショップの植物工場で新鮮野菜供給生産者の顔の見える産品の購入意向は、安全・安心志向と共にさらに高まっているが、西友上福岡店3階に、「植物工場・リーフファーム」が開設された。栽培品種はグリーンリーフで、種まきから35日間で育ち、1日あたり240株を収穫・販売する。毎朝9時に野菜を収穫し、午前中には上福岡店の店頭に並ぶ。価格は1株137円。店内栽培のため、天候に左右されず、1年を通じて一定の品質での安定供給が可能。また、通常の露地栽培と変わらない栄養価で無農薬の栽培を実現した。地産地消ならぬ「店産店消」の実験であり、今後も、店舗と農地の近接意向は高まっていくだろう。
2020.06.28 23:56「コオロギせんべい」の未来無印良品が取り組む昆虫食の可能性国連食糧農業機関(FAO)が食糧問題の解決のため昆虫食を推奨しているにもかかわらず、長らく「ゲテモノ」イメージが強かった昆虫食に変化が生まれつつある。無印良品は、オンラインショップで「コオロギせんべい」の販売を開始。徳島大の研究によって量産されたコオロギを使用。コオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこみ、エビのような香ばしい風味が特長だという。コオロギなど昆虫には良質のたんぱく質が含まれ、栄養価が高い。原型をとどめない加工がされた食品であれば、さほど抵抗感もないかもしれない。遺伝子改変の食材よりははるかにマシということか。
2020.06.28 23:51「3Dショッピング」バーチャル・モデルルームでお買い物IKEAの特長であるショールーム的展示空間が、3Dバーチャルに進化している。ECサイト「天猫(Tモール)」は、最新セール「Tモール618ショッピング・フェスティバル」で、初めて3Dのバーチャル空間でのショッピングを開始。主にインテリア業界から約100のブランドが参加。店舗ページ内に「3Dモデルルーム」を追加し、リビングや浴室、キッチン、寝室などのシーンが用意されている。家具のマークをタップすると商品ページに飛べる。さらに、好みの家具や壁の色、床の材質を組み合わせることができる「DIYモデルルーム)」機能も提供。リアルとバーチャルはますますシームレス化していく。
2020.06.28 23:48「マイクロ・ツーリズム」星野リゾートが提案するwithコロナ時代の地域観光2020年中に運営数が全国45施設に拡大する星野リゾートが今後の観光コンセプトを提案した。これまで遠方や海外をイメージすることが多かった「旅」を、地域・地元に目を向けて楽しむ「マイクロツーリズム」を推進しようとするもの。施設を訪れたり、宿泊したりといった体験を通じ、地元を深く知るきっかけを提供する、また、感染対策と地域経済を両立するといった旅・観光のあり方を創造する方向だ。もともと、星野リゾート運営の施設では、地域の遺伝子を最大限に尊重するスキームとなっていたが、コロナ禍による旅ニーズの激変を受け、さらに国内観光・地域志向を先鋭化させたといえる。