2023.12.26 01:13モノの次はカラダとつながる “ IoBテクノロジー “の浸透「IoB」には、「Internet of Bodies」と「Internet of Behavior」という二つの意味を持つ。IoTがモノとネットを繋げたのに対し、IoBはヒトとネットをリンクさせる。近未来には脳とネットをダイレクトに繋げるとか。あまり長生きはしたくない。■Internet of Bodies これは、人間のカラダをインターネットに接続する技術で、ウェアラブルデバイスですでにおなじみだ。装着することで心拍数や歩行数、睡眠時間を記録し、健康管理アプリやフィットネスアプリと連動させアドバイスを受け取ることもできる。また、ペースメーカーも体内化されたデバイスだし、将来的にはウェットウェアと呼ばれる、脳に直接デバイスを埋め込み情報を取得する技術...
2023.12.26 01:08VFRねらいの訪日客ヒトがヒトを呼ぶ好循環2023年の訪日外国人客総数は優に2000万人を突破しコロナ禍以前を超えるようだ。ダメージから回復したインバウンド需要だが、今後増えそうなのが、「VFR(Visiting Friends and Relatives)」。これは、日本国内に居を構える友人や親族を訪ねる目的を持った旅行のこと。海外ではいわゆる観光目的に次ぐ市場として広く認知されているという。物見遊山に比べ、リピート率が高い点も期待できる。在留外国人が増加傾向にある現在、人が人を呼ぶ方式(SNSやクーポンなど)を積極的に活用するなど、新たなビジネスチャンスが広がっていると言えそうだ。
2023.12.26 01:02デジアナなレコードプレーヤーいつでもどこでも回転するレコードを体感アナログ志向でレコード盤人気が高まっているが、レコードを挟んでどこでも楽しめるレコードプレーヤー「サウンドバーガー」(オーディオテクニカ社)が話題だ。しかし、レコードを聴くにはそれなりの機材を揃える必要がある。このプレーヤーは、ワイヤレスのアクティブスピーカーやヘッドホンと接続*すれば、初回のペアリングだけで以降は電源ボタンを押すだけで、自身のワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンと自動的に接続。レトロなコンパクトデザインで、USB充電式。スマホと比べ機動力に難があったレコード派だったが、手元や枕元で回るレコード盤を眺めながら音楽を楽しめるレトロでアナログ体験となるだろう。
2023.12.26 00:58実家に没入体験不用アイテム出品を狙う巧妙な販促メルカリが、実家に眠る懐かしい物と再会できる「ウチの実家」を間限定でオープン(原宿)。メルカリに出品されている500点の懐かしグッズを集め、若年層の昭和レトロ時空間への没入(イマーシブ)体験を提供するというねらい。設定は、父・母・兄・私の4人家族だが、私と兄は約20年前に実家を出た。 「あんたたちが家を出た時のままにしているの。懐かしいでしょう」ということ。メルカリの思惑は、年末年始の大掃除などで不用品が多く出る時期に向けて、実家に眠っている不用品の価値を可視化し、それに気づくきっかけを提供することのようだ。商魂たくましい。
2023.12.26 00:55「1話3分ドラマ」タイパ志向とクリエイティブ意欲が合体ショート動画やファスト○○動画が若年層を中心に支持を広げている中、1話3分のショートドラマを配信するアプリ「BUMP」(emole社)が話題だ。生活のスキマ時間での視聴をねらい、ラブコメディからアクションまで様々なジャンルを用意。従量課金制がベースだが、広告視聴で無料、23時間待てば 1話ずつ無料で視聴できる。また、ユーザーが制作したオリジナルドラマを有料配信も可能(広告料からのキックバック)。さらに、メイキング画像や起用キャストのリクエストもできる。短尺動画視聴というタイパ志向に応えるサービスに、自作動画の有料配信という承認欲求満足をプラス。
2023.12.06 00:22社会課題を解決する進化 “ 社会派コンバージョン “の.芽生えSDGs・17の目標でもあるが、直面するさまざまな社会課題に対して、具体的な解決に向けた取り組みが次々と具体化している。行政はもちろんだが、企業の“社会性”価値が問われる、“三方よし(企業・消費者・社会)”の時代だ。■空きスペースをコンバージョン 古い建築物や遊休スペースを再生する手法として「コンバージョン」が注目されつつある。大規模改修するリノベーションの一種で、「建物用途の変更」を意味する。古民家や商店街の空き店舗をホテルに、廃校や工場をオフィスに、といった具合だ。最近では、コンバージョンの発想で、社会課題の解決に貢献する方向で空きスペースの有効活用を図ろうとする企業が登場してきている。■ローカル駅舎でビジネスマッチング JR東日本は、地方のローカ...
2023.12.06 00:18ラジオDJは生成AIヒト同様の滑らかな対話機能搭載へ生成AIは、今やチャットタイプから対話・会話型へと進化しつつある。実際、米国ではChatGPTに声による対話機能が搭載された。オレゴン州ポートランドのラジオ局では、女性DJの声や話し方を学習したAIが代役として、放送時間の一部を任された。AIの声は違和感なく、人間としか思えない滑らかな語り口だったという。 これは「ラジオGPT」という技術で作られており、今後は適度に相づちを打ったりできるといった段階に進み、あたかも人間同士の対話と錯覚するような音声が提供できる。小規模局が多いラジオ業界では、AI活用でコスト削減や社員負担を減らせると期待感が高まっている。
2023.12.06 00:13「走るデパ地下」百貨店直営のスイーツ移動販売阪急うめだ本店は、スイーツだけを扱う移動販売車「走るデパ地下」事業を直営で開始した。地下のスイーツ売り場に出店する和洋の人気ブランド30種類程度を軽トラックで出張販売するもので、これまで関西圏を中心に商業施設やシニア施設、病院、駅頭、大学キャンパスなど約250か所に出かけている。ターゲットは、百貨店に行きたいが時間や距離の制約がある子育て層やシニア層。価格はやや高めで出張料も加算されるがなかなかの好成績だという。買い物難民向けの移動販売ではなく、嗜好商材に絞り込んだ目的型移動販売の可能性が見えた。
2023.12.06 00:10「クワイエット・ラグジュアリー」主張感を抑えた、品のある落ち着きの装い秋冬のファッショントレンドは、「クワイエット・ラグジュアリー」だという。派手で目立つデザインを避け、抑えた色や柄で素材の上質さを引き立てる、気品ある装いの傾向だ。ブランドロゴやモチーフは押し出さず、控えめで穏やかなのだが、クラス感はしっかり醸し出すところに特徴がある。たとえば、同系色でまとめながら少しだけ色をずらす、ブラック主体の装いに光り物やレザーアイテムを取り入れる、カジュアル寄りの装いでも異素材それぞれの質感を引き立て合うマッチング、などなど。コロナ禍の終焉とともに、落ち着きと大人感を取り戻そうとする気分の表出なのかもしれない。
2023.12.06 00:07「食べるコーヒー」香りを最大限に味わう変態食品UCCは、“究極のコーヒーの香り”を追求し、“飲む”ではなく「食べる」ことでコーヒーの香りの余韻を楽しむ『YOINED(ヨインド)』の販売を開始。ネーミングには、コーヒーの香りの「余韻」という想いを込めたという。コーヒー豆を抽出するのではなく、まるごと粉砕することで豆本来の甘み・酸味・苦味をダイレクトに味わえる。一般的に原料として使用されるカカオ豆は一切含まれていないことも特長だ。良質のコーヒー豆を-196℃で凍結粉砕、香りの劣化を防止するとともに、粉砕した豆とコーヒーオイルを油脂でコーティングし、香りの保持を実現した。ベネを最大化するために変態する食品というわけだ。