2020.04.29 01:40夢か現か、否応なく進む ‘’ 5Gコミュニケーション“の未来5G(第5世代移動通信システム)には、高速大容量、低遅延、多接続という特徴がある。そこでは、リアルとバーチャルの境目は薄れる。その先の6Gとなると、4G・Wi-Fi世界に住む私たちには想像もつかない社会や生活空間となるだろう。■2020年は5G元年 携帯キャリア各社が5Gサービスを提供し始めているが、5Gの恩恵は通信などビジネス領域だけでなく、街や施設、生活全般に大きな変化をもたらしそうだ。2020年に始動した「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は、KDDIや渋谷区観光協会が提唱する「au 5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同した東急、パルコなど32企業が参画。渋谷区全体をアートや音楽、ファッションといった「5Gエンタメ」の街として盛...
2020.04.29 01:34コミック市場5000億円超にデジタル化とメガヒット作で市場拡大ながらく縮小基調が続いていた出版市場だが、2019年の国内市場規模は1兆5432億円となり、前年比0.2%とわずかながらも拡大に転じた。内訳としては、紙の市場は前年4.3%減となった一方、デジタル出版は前年比23.9%増と大きく伸長した。なかでも、いち早くデジタル化を展開してきたコミック市場は、2019年には5100億円を超えると予想されている。同市場では、単行本や雑誌など紙市場も前年比で4%増となっている。これは、メガヒットとなった『鬼滅の刃』の勢いが貢献、2020年3月時点で発行部数が4000万部に達したという。デジタル化とメガヒットが出版市場を下支えしている。
2020.04.29 01:28「編集型エキナカ」拡大地域特性を生かした「エキュートエディション」続々エキナカ商業施設を代表するJR東日本の「エキュート」が大きく変貌しつつある。これまでは「駅の売店」的イメージを引きずり、総菜やスイーツ、雑貨などさまざまな店を単に集合させているゾーンだった。最近では、「エキュートエディション」と銘打ち、各駅・乗降客の環境・利用シーンごとにカテゴリーを最適化・専門化していく新業態へと進化。第1号となった渋谷では生菓子などのスイーツに特化、原宿では有名カフェを導入。2020年には、有楽町、横浜など12駅に展開予定だ。コンセプトである「エディション=編集」は、来たるべきMaaS時代の個性づくりをサポートするだろう。
2020.04.29 01:23「華流ドラマ」人気中国テレビドラマが世界各国で話題に韓流ドラマが復活の兆しをみせる中、話題となっているのが中国のテレビドラマ「華流ドラマ」だ。2012年のドラマ『宮廷の諍い女』が世界的ヒットとなり、主演女優が国際エミー賞にノミネートされた。以後、三国志など歴史ものや宮廷ものなど時代劇が注目されてきたが、最近ではラブコメディやミステリーなどのジャンルでも優秀な作品が生まれている。中には、Netflixが版権を購入、世界190か国・地域で配信されている作品もあり、世界各国で華流ドラマのファンを増やしている。華流ドラマは、中国四千年の雄大な歴史ストーリーを背景に、質・量ともに今後も成長していくだろう。
2020.04.29 01:15「パルス消費」スマホ時代の瞬間的消費行動従来からの消費行動モデルといえば、AIDMAやAISASだが、このような「段階的消費行動」がまったく当てはまらない事態が指摘されている。グーグルが2019年に発表した「パルス消費」が注目されている。「パルス」とは、消費者の中に突如として湧き上がる「買いたい気持ち」のこと。スマホをいじっているときに、初めて見る商品であっても瞬間的に購入の意思を固めるという消費行動で、日常的に購入しているジャンルでも起こることから、いわゆる趣味的な「衝動買い」とは異なるという。旧来型のマーケティング理論が通用しないスマホ・ショッパーをいかにキャッチするかが大きな課題だ。