2020.10.31 00:05消費の主役に成長するZ世代は ‘’ソーシャルネイティブ“世代PCどころか、iPhoneの存在しない世界すらを知らない世代が「Z世代」。SNSを自在に使いこなし、個性や多様性を重視するという。若い1800万人が、パンデミックを乗り越え、新たな日本国や経済、暮らしを牽引してくれるに違いない。■世界の消費の主役になりつつある 国や調査機関によって若干異なるが、19996-2005年生まれ(15-24歳)を「Z世代」、その上の25-34歳を「ミレニアル世代」と称している。Forbes誌によると、Z世代は今や世界人口の1/3を占め、その購買力は1430億ドル(約15兆円)に達するという。日本におけるZ世代人口は約1800万人とされる。■「ソーシャルネイティブ」世代 米国調査会社Zebra IQ社が実施したZ世代2万500...
2020.10.31 00:00“情緒”に訴えかける文具気分や“やる気”を可視化する工夫筆記具をはじめとする文具の機能進化が著しいが、最近は、気分や情緒を訴求する商品も話題だ。三菱鉛筆のサインペン「EMOTT(エモット)」は、全40色を8つのテーマでグループ分け。たとえば、「ビビッドカラー(気分が楽しくなる鮮やかな色合い)」、「アイランドカラー(自然・生命力を感じるカラー)」などグループごとに名前が付けられている。使い手は、その気分によって、グループをチョイスるというわけだ。コクヨの「しゅくだいやる気ペン」は、加速度センサーを市販の鉛筆に取り付け、振動回数などからアプリで勉強への“やる気”を「見える化」し大好評だ。情緒価値を可視化・機能化することが肝要だ。
2020.10.30 23:48「売らない店」リアル店舗の価値を問うクリック&モルタルデジタル小売サービスの米b8ta(ベータ)は、新宿マルイ本館に「商品を売らない」スペースを展開。店内には1区画60×40センチの展示ゾーンが並ぶ。来店客は、展示された商品を実際に試し、タブレットで商品の詳細を知る。気に入ればオンラインで購入するという仕組みだ。加えて、店舗内に設置したカメラで、来店客の年齢層や性別、商品の前に5秒以上滞在した人の数、店舗スタッフが商品説明した回数、商品への客コメントなど各種データを収集・フィードバックしてくれる。デジタル・ショッピング全盛の中、リアル店舗の位置づけや役割の模索が問われている。
2020.10.30 23:44ネフリ会員、世界2億人突破へ低価格と圧倒的なオリジナル作品数コロナ禍の影響も追い風となり、定額制の動画配信サービスが活況を呈しているが、米ネットフリックスは、2020年末までに世界の会員が2億人を超えるとの見通しを示した。事業開始10年の2017年に1奥人を突破した後、3年余りでの倍増となった。同サービスの強みは、自社制作の映画・ドラマなどのコンテンツ。2020年7-9月配信の独自作品のエピソード数は663と、Amazonプライムビデオなどを大きく上回っている。撮影地も世界各地だ。ネフリの月額1200円(ベーシック)に比べ、NHKの受信料は月額約2200円で年間総額は7000億円。新旧メディアの戦いぶりに注目していきたい。
2020.10.30 23:39「山を買う」人びと少額出費でヘクタールなマイキャンプアウトドアやキャンプブームが過熱しているが、プライベートキャンプを夢見て「山を買う」人びとが急増している。それも、テントを張る程度の数百平米単位ではなく、ヘクタール単位を数百万でまるごと購入する。在、山林は二束三文の価格であり、安ければ30-50万円で1ヘクタールが手に入るという。しかし、一方で山林の維持管理には多大の手間と費用が掛かる。購入者には、好きな時に好きなだけキャンプを楽しむことができるが、山林保護の責も負うことになろう。これまでも放置されてきた山林が個々人に切り売りされるのは両刃の剣。楽しみと資源保護の双方が実現できる策を見出す必要がある。