2017.12.31 01:27さらに磨かれる集客力 ‘’汎コンビニ時代“の未来図「そのうち、コンビニだけの商店街が出現するだろう」---と予測した人がいたが、それは、そう遠い未来ではないようだ。業績鈍化に悩む各社はさらなる自己肥大化に取り掛かり、あらゆる業態と物販とがもれなく結合される時代がやってくる。■進む異業種コラボ戦略 競争激化に伴い国内コンビニの既存店客数は2017年11月まで21か月連続でマイナスを記録、国内市場の成長鈍化が鮮明になった。各社は集客に向け、異業種との連携に活路を見いだしている。 セブン-イレブンは、店舗を拠点にした自転車の貸し出しサービスを拡大する方針を発表。ソフトバンクと組み、2018年度中に約1000店で計5000台を置く。また、ファミリーマートは、家電メーカーと提携し、コインランドリー事業に進出する...
2017.12.31 01:20完全キャッシュレス・ファミレス人手不足に悩む飲食店の究極の効率化米国で話題の無人コンビニに先駆け、キャッシュレスの飲食店が国内初登場。ロイヤルHDが馬喰町に実験店舗「GATHERING TABLE PANTRY」をオープン。完全キャッシュレスで支払いはクレジットカードか電子マネーだ。注文は専用の「iPad」で、食事を終え会計するには、「会計ボタン」をタッチ、金額確認後に「支払実行」を押す。やってきた店員から、手のひらサイズの決済端末を受け取り、カードをかざすという決済スタイル。最大のメリットは、これまで数時間も掛かっていた閉店後の「レジ締め」作業の圧倒的効率化だという。人手不足を補うIT導入はさらに加速しそうだ。
2017.12.31 01:14ムービ-ジェニック鍋動画へバージョンアップするインスタ映え近年、鍋人気が高まっている。ここ数年は、キャラクター系やフルーツ系など「インスタ映え」を意識した鍋メニューがフューチャーされてきた。最新トレンドは「ムービージェニックな鍋」だという。」は、静止画(写真)からさらに進化し、「動画映え」する鍋のこと。調理時などの変化が楽しめる要素を取り入れるレベルが要求される。たとえば、トマト鍋にラクレットチーズを“とろ~り”かけまわす様子が楽しめる鍋、鍋の上から自然薯をダイナミックにかけるメニューなどなど。SNSでも、写真から動画へのシフトが指摘されているが、食メニュー開発にも「動き」が求められている。
2017.12.31 01:08立体。体験型イルミ光との一体化を楽しめる夢の国街中の幻想的なイルミネーションは初冬からの風物詩としてすっかり定着しているが、ここにきて新たな動きに注目が集まっている。最新のイルミは、見るだけの鑑賞型から、光の中で遊べる「立体型」「体験型」へと進化しているという。日本最大のイルミネーション・リゾート「さがみ湖イルミリオン」では、4カ所ある映像を見ながらイルミ空間をめぐる「パディントンの物語」や、100万球の光と噴水のイルミをメインとし、高さ15mを超える圧倒的な迫力の大宮殿などが体験できる。イルミと自分が一体化した夢のような感覚が味わえると、家族連れやカップルに大人気だ。
2017.12.31 01:00AI美少女キャラクターAIは道具か友人か? 問われる擬人化の是非AIは、スマホの音声アシスタントかロボット然とした対話機械レベルを超え、音声コントロールの家電やIoT機器への実装も着々と進行している。最近の展示会で注目されているのが、AIのデザインに、いわゆるアニメの「美少女キャラクター」が続々採用されていること。AI技術開発で世界にやや遅れを取っていると言われる日本だが、クールジャパン路線でアニメキャラを起用する奇手に出たのか。AIにどれほどの「擬人化」を施すかは今後の社会的な課題だが、そこには功罪両側面がある。AIの潜在的リスクを考慮し、あくまで道具にとどめるか、擬人化を強め良き友人として付き合うか、それが問題だ。