2021.03.30 04:23パンデミックが加速させる ‘’ ひとり遊び社会“の本格化つい1年ほど前では、自由・自立・カッコよさの象徴でもあった“おひとり様”スタイルも、今では“マスト”。他者からのディスタンスを確保する物理的「孤立」な日常は、「ひとりで楽しめるから大丈夫!」な社会を現出させるのだろうか。■極端化する“おひとり様”サービス ひとり焼肉やひとりカラオケなど“おひとり様”サービスも定着してきたが、コロナ禍を受けてますますエクストリーム化している。「北武蔵カントリークラブ」(埼玉県)は、2020年夏から「一人ゴルフプラン」を始め、多いときは1か月で100人ほどの利用があるという。また、「東京浴場」(品川)では、一人だけ入れるボックス型のサウナ「おこもりサウナ」を設置。このほか、1本の桜の木を独占できる貸し切りの花見サービスや、...
2021.03.30 04:15リアル『あつ森』で地域おこし自分の釣果を地域通貨と交換できる魚釣りやDIYでベル(お金)を稼ぐ『あつ森』の仕組みがリアルな地域活性化に活用されている。静岡県西伊豆町の「ツッテ西伊豆」は、町が運営する産地直売所「はんばた市場」に、観光客が釣った魚を持ち込むと、電子地域通貨「サンセットコイン」(1ユーヒ1円)」で買い取ってくれ、町内の飲食店や土産物店、宿泊施設や温泉施設、ガソリンスタンドなどで遣える。現在、提携釣り船4隻で釣り道具などはレンタルできる。これは、観光客・漁業関係者・地域産業いずれもがハッピーとなる「三方良し」の取り組み。とってつけたような“体験”ではない、ガチなリアルさが魅力だ。
2021.03.30 04:09クルマのウインドウ広告タクシーの窓に映しだす通行人向け広告都心では図体のデカいアドトラックをよく見かけるが、より小回りが利き、台数も多いタクシーを広告媒体として活用する動きが注目されている。タクシーの車窓を広告スペースとして活用するサービスが都内で始まる。空車時に、後部座席の左窓に透明スクリーンを貼り、天井のプロジェクターからカラー画像を投影する。窓は歩行者の目線に近いため視認率が高く、たとえば100台が23区を中心に走行すると約600万人にリーチできるという試算もある。 さらに、空車時間の有効活用にもなるという。大概のモノや空間に広告が出現しているが、まだまだ“スキマ”は残されているということだ。
2021.03.30 04:05AIが見つけるアイデアのタネ顧客の不満データから、有用なヒントを抽出企業や商品へのクレームを書いとる「不満買取センター」を運営するInsight Tech社が、それら生活者の不満データをAIで解析・評価する「IDEAI(アイデアイ)」サービスを開始した。累計2000万件以上の自社データのほか、SNSなどのオープンデータを含む多彩なビッグデータから、アイデア創発につながるデータをAIが抽出してくれる。単純な単語ではなく、主語述語によるフレーズ単位でテキストマイニングし、クライアント企業に有望か、意見として貴重かどうかを判別するのが特徴。Aiが不得手だとされていたはずの発想や企画の領域ももはや安全地帯ではなくなるということ。
2021.03.30 03:49家電ECでカズタマイズ家電を目的別に、自分好みにチョイスできるサイトPCのネット購入ではお馴染みのスタイルや機能カスタマイズが家電分野でも実現しそうだ。スウェーデン家電大手エレクトロラックス・ジャパンは、自社ECサイトで家電の機能や色を細かく選べるサービスを始める(本格運用は2022年以降予定)。たとえば、ペットの毛を絡め取れるブラシ付きノズルなどを選べる掃除機、ペットの臭いや花粉・ほこりを除去する機能など目的に応じたフィルターを選べる空気清浄機など。また、家の雰囲気に合わせて製品の色も選べる計画だ。搭載機能や色などに自分好みの丁寧なカスタマイズができなかった家電にも、新たな時代が到来する。
2021.03.01 01:01スペースXが切り開くロケット革命 ‘’宇宙マーケティング“が本格化合理思考で未来を切り開くイーロン・マスク氏。大胆な発想と高度テクノロジー進化で、数年後の火星有人飛行も夢物語ではなくなってきた。再び宇宙ビジネスに光が差す現在、日本でも気炎を上げるH氏に期待しても良い?■衛星打ち上げの圧倒的なコストダウン 考えてみれば、人類初の月着陸から50年だ。アポロ計画も終了し、宇宙開発は停滞が続いていた。しかし、2002年創業の「スペースX」社が、宇宙ビジネスに革命を起こしつつある。まずは、打ち上げ費用の大幅ダウン。これまでNASAでは1回2億ドルを要していたが、これを6000万ドルまで削減した。さらに、技術開発スピードの迅速化や3Dプリンターなど最新技術の導入、操作タッチパネルの液晶化などを進めた。圧巻は、第一段ロケットのリサ...
2021.03.01 00:55音声配信型SNS「クラブハウス」参加自由のラジオ感覚コミュニティ2020年3月に米国でリリースされた音声配信型SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が日本でもにわかに浮上している。すでに米国では、週間アクティブユーザー数は200万人超に達しているという。ルームと呼ばれる会話部屋を誰もが開設でき、出入り自由の参加者もラジオ感覚で聞けるし、スピーカーとして会話に加わることも可能。ただし、完全招待制で録音は禁止。現在はiPhone対応のみだ。友人同士の雑談はもちろん、トークセッションやセミナーにも活用されている。また、企業からの情報発信ツールとしても新鮮だ。たとえば、採用説明会の開催や経営者からのメッセージ発信なども行われている。
2021.03.01 00:50ブレインテックなイヤホン脳波測定イヤホンでストレス測定・解消もヴィースタイル社と東京大学が開発したのは、イヤホン型脳波計「VIE ZONE」(ヴィーゾーン)。高性能Bluetoothイヤホンで脳波・心拍・呼吸情報を取得し、独自開発のAIで解析、ストレスや感性、眠気・疲労などを測定できる。このウェアラブルデバイスと音源をリンクさせ、ストレス軽減の音楽を自動的に流してくれることも可能かもしれない。このようなブレインテック市場は、三菱総研調べによると、2024年には5兆円規模になると試算されている。、さらにビッグデータやAIを組み合わせれば、脳科学を活用した技術開発やビジネス化には大きな将来性が期待できるだろう。
2021.03.01 00:43ドライブインシアター復活車内で楽しむ密回避エンタメ1年以上も続くコロナ禍で、懐かしい「ドライブインシアター」が各地で半世紀ぶりに復活している。広い駐車場に止めた車内で、AMラジオから流れる音声と大スクリーンで映画を楽しむスタイルだ。カップルやファミリー単位で密を回避しつつ外出しエンタメに触れられるという魅力で、映画に限らず多彩なイベントも開催されている。2020年末には横須賀市の公園に常設の施設も誕生した。デメリットとしては、映画上映は日没後限定、広い場所が必要、アイドリングストップ時の暑さ寒さ対策などがあるが、会話も飲食も終電時間も無問題といった自由度の高さが受容されるかもしれない。、
2021.03.01 00:39「沿線まるごとホテル」 by JR東日本駅と地域集落をリンクさせるマイクロつー^リズム体系JR東日本子会社が、「鉄道」という強みを活かしたマイクロツーリズム事業に乗り出した。同社は、過疎高齢化が進む青梅線沿線の活性化のため、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる「沿線まるごとホテル」事業を本格化させる。青梅線の無人駅2駅はホテルのフロントとしての機能を果たし、近隣の3つの集落と連携しながら、住民との交流や宿泊、さまざまな体験プログラムを展開し、“沿線まるごと”を活性化しようという試みだ。かつて過疎地域を切り捨てていったJRだが、その過疎資産を逆手に取った新事業だけに興味深い。